大平山 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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浪江町営大平山霊園と請戸漁港を語り部の青山さまにご案内頂きました。

浪江町では、180名の方が亡くなられました。震災前に人口21,500人でしたが、いまの浪江町の人口は2,000名程度になっています。


大平山霊園は、請戸小学校生徒らが逃げて来た場所です。東日本大震災の慰霊碑が建立されています。高台に位置するため、復興が進む漁港と震災の爪痕が残る請戸小学校など、今の請戸地区一帯を望むことができます。


福島第一原発から6kmに位置する浪江町「請戸漁港」。
震災に伴う津波のため、94隻あった漁船のうち86隻が失われ、港湾施設は使用不能の状態に陥りました。加えて原発事故で浪江町の全町民が避難、漁業者も全国へと散っていきます。
2011年6月、漁業者から有志を募り、特別な許可を得て港に船の状況を見に現地入りしました。修理すれば使えそうな船をなんとか造船所まで運び、復興へと向かうのです。
その後、港が使えない間は請戸の海で操業して、近隣の港で水揚げしていたこともありましたが、請戸港に船を係留できるようになってからは、水揚げして競りのできる相馬原釜の港まで魚を陸送するなどし、漁への思いを断ちきることなく復興の道を歩み続けてきました。

そしてついに2019年10月、港湾施設が、また11月には漁港の復旧が完了し、請戸港での漁業が再スタートを切ることが出来ました。
しかしながら、消費者の動向や補償収入等から試験操業の段階であり、現在漁船の数は震災前の3分の1の29隻となっています。