在日米軍基地からの相次ぐFOS等の流出に対し抜本的対策を求める | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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本日「神奈川県議会 本会議」採決日でした。

提案された一般会計補正予算案や
地域共生社会の実現を目指し、障害者一人一人の意思を尊重し望む支援を行う、
当事者目線の障害福祉を進めるための
「神奈川県県当事者目線の障害福祉推進条例案」等の議案が可決承認されました。


『在日米軍基地からの相次ぐFOS等の流出に対し抜本的対策を求める意見書』が
全員賛成で可決され、政府に対して議長名義で提出されることになりました。

県内在日米軍基地において有機フッ素化合物(PFOS等)の流出が相次いでいます。
9月24日、厚木基地の格納庫からPFOS等を含む泡消火薬剤が流出し、
排水の一部が基地内の蓼川に流入しました。
また、9月30日には、8月末に米軍が採取した横須賀基地の排水処理施設の排水から、
国が定める暫定目標の170倍を超えるPFOS等の検出が明らかになっています。
この問題については、令和2年1月の日米防衛相会談以降、日米両国が協議を行いつつ、
在日米軍基地において、PFOS等を含む製品の代替品への交換といった対策を進めていますが、
依然としてPFOS等の流出が繰り返されている事態は早急に改善されるべきです。
基地周辺住民の方々の安全・安心に資するため、次の対策を早急に講じるよう要望しました。


1.横須賀基地に関しては、早急な原因究明を行い、原因に応じた具体的な対策を講じること。
自治体が求める汚染物質の除去の徹底や施設の改修について早急に実施すること。
2.厚木基地に関しては、更なる流出防止に万全を期するとともに、
PFOS等を含む泡消火薬剤の代替品への早急な交換や、交換までの間の適正管理、
今回流出元になった設備の改修等具体的な対策を講じること。
3.国や米側が行った調査結果は、単に自治体に情報提供するだけでなく、
国自ら発信に努めるなど、基地周辺住民の方々の安心に資する取組みを強化すること。
特に高濃度のPFOS等が流出した横須賀基地に関しては、基地周辺への影響について
正しい情報発信を積極的に行うこと等により、風評被害の防止に努めること。
併せて、厚木基地で実施したような活性炭素処理後の水の放流など、
基地周辺に影響を与える可能性のある行為については、事前に十分に地元調整を講じること。
4.風評被害を含め、一連の流出事故により被害が生じた場合には、補償措置を講じること。
5.県内在日米軍基地におけるPFOS等を含む製品の管理状況について、調査を行うこと。
また、国が暫定目標を定める以前の基地内の泡消火薬剤等の使用履歴についても
可能な限り調査を行い、使用履歴が確認された場合には、基地周辺における影響を調査すること。
これら一連の調査については、国の責任において公表すること。