在日米海軍厚木基地での泡消火剤放出 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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神奈川県議会「環境農政常任委員会」二日目。
山口美津夫議員から、厚木基地での泡消化剤放出について質問しました。


24 日未明、在日米海軍厚木基地の格納庫から
有機フッ素化合物PFOS等を含む泡消火薬剤が放出され、
消火薬剤が混合した水の一部が基地内を流れる蓼川(たてがわ)へ流出しました。
アメリカ側からは、28日に基地内河川等でサンプリングを実施し、分析を行う予定、
現在は基地内調整池と蓼川のゲートは閉鎖している、
今後原因究明・再発防止に努める、との発表がありました。


【県による現地調査】
神奈川県は、27日に、綾瀬市内の蓼川下流と
蓼川が合流する大和、藤沢市内の引地川の計3地点で河川水を採取し、
県の環境科学センターにおいて分析を開始しました。
結果の判明まで1カ月程度かかる見通しです。


【県による防衛省への口頭要請(29日)】
・ PFOS 等の更なる流出が決して生じないための万全な防止対策。
・ 泡消火薬剤の放出量や蓼川への流出量等の早急な情報提供。
・ 原因究明、適切な再発防止策の早急な実施。
・ 県による厚木基地内での立入調査の実現。
・ 米軍・防衛省で実施する調査結果の早急な情報提供。
・ 県内基地の PFOS 等を含む製品の現在の保管・使用状況等の早急な情報提供。
・ PFOS 等を含む製品の早急な代替品への交換、漏出防止などの万全な安全対策。



『有機フッ素化合物』とは… 
ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、
ペルフルオロオクタン酸(PFOA)は近年、有害性
や蓄積性が明らかになり
国内外で製造や使用が規制された化学物質です。
消火剤や撥水剤などに広く利用されていましたが、環境中でほとんど分解されません。、
環境省は2020年5月に要監視項目に位置付けています。