タイワンリス対策 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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本日は神奈川県議会本会議「一般質問」初日、
自民党から綱嶋洋一議員、補助者におざわ良央議員が登壇しました。


「本県のクリハラリス対策について」質問がありました。

"タイワンリス"と呼ばれてきた台湾に由来するクリハラリスが、
鎌倉市の山林から近隣地域へと生息域を広げており、
各地で農作物被害、生活被害が相次いでいます。
固有種である二ホンリスよりも大型で繁殖力が旺盛であることから、
二ホンリスが生息する森林に侵入した場合、
その生息に影響が出るのではないかと危惧されています。
クリハラリスは、外来生物法に基づき、2005年に
「生態系や農作物の被害を及ぼすおそれのある特定外来生物」
として指定されており、各市町において防除対策が進められています。
今後、生息分布が拡大する可能性がある地域も含め、
県が広域的な視点からの取組みを強化することが必要です。
クリハラリスの県内における分布の拡大に対して、
今後どのように取り組んでいくのか?環境農政局長に見解を問いました。


鈴木環境農政局長の答弁では…、

クリハラリスは、1930年代に台湾から日本に持ちこまれ、
県内には1950年代から江ノ島及び鎌倉市の山林内において生息し、
1980年代には鎌倉市内のほぼ全域で確認されるようになった。
その後2000年以降には、湘南地域や横須賀三浦地域、
横浜市などでも分布が確認され、
こうした地域では、果樹などの農作物被害のほか、
公園や緑地の木の樹皮や電話線をかじるなどの被害が確認されている。
このため、生息が確認されている市町では、
地域住民にワナを貸し出すなどして、防除対策を実施している。
また、県立大船フラワーセンターでは、今年2月ごろから
樹木への被害がひどいことから、
施設管理者が集中的にワナ捕獲を行ったことで、
現在では生息が確認されない状況となったという。

県では、このような市町や施設管理者の取組みに対して、
財政支援を行うとともに、県の「かながわ鳥獣被害対策支援センター」が
地域ぐるみの対策の立ち上げや捕獲実施の専門的なアドバイスなどを実施してきた。
しかしながら、最近では、県央地域での一部にも生息域が拡大しつつある。
これ以上の分布拡大を食い止めるためには、
目撃情報が寄せられた場所での早期の生息確認と捕獲を行なっていく必要がある。
そこで県は、クリハラリスの生息が初期段階にある
県央地域の地元市及びリスの生態に詳しい学識者と連携し、
リスが互いに鳴き交わす習性を利用した
音声によるワナ捕獲など新たな取組みを10月から試行する予定。
このように今後も県は、広域的専門的見地から、市町村とも連携して、
クリハラリスの分布拡大防止に向けて取り組んでいく…、
旨の回答がありました。



綱嶋洋一議員の質問項目は下記の通りです。

1.厚木基地に係る住宅防音工事区域の見直しについて 知事
2.児童相談所の更なる体制強化について 知事
3.コロナ禍での乳幼児期の子育て支援について 知事
4.高齢者の居場所づくりに向けた取組について 福祉子どもみらい局長
5.「かながわPay」利用実績の分析とその活用について 知事
6.中小企業の価格転嫁に向けた支援について 産業労働局長
7.本県のクリハラリス対策について 環境農政局長
8.都市計画道路寺尾上土棚線の整備等について