当事者目線の障害福祉推進条例の制定に向けて | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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神奈川県議会本会議「代表質問」初日。
 
自民党からあらい絹世議員、補助者に山口貴裕議員が登壇しました。
「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例の制定について」質問がありました。
 
 
今回の定例会に「当事者目線の障害福祉推進条例の制定について」
が提案されました。
条例の理念実現のためには、実効性が伴わなければならず、
それこそ、この条例の真価が問われているところです。
条例が制定されたあかつきには、崇高な理念実現に向けて、
実効性のある取組みをどのように推進していくのか?
また、条例制定を目指す県として、
県立施設こそが当事者目線の障害福祉を実践し、
民間を牽引していく役割を担うことが必要と考えますが、
県立障害者施設の今後の方向性については、
どのように考えているのか?、
知事の見解を問いました。
 
 
黒岩知事からは…、
 
条例の議論が始まった昨年9月以降、
私自身、障害当事者の皆様と様々な対話を重ねてきた(10回、延べ15時間)。
また、県議会や市町村、関係団体の皆様からも様々な意見を頂いてきた。
そして今般、条例案を提案し、県議会の皆様のご審議を頂くこととなったが、
条例は、制定すること自体が目的ではない。
条例を礎に、実効性ある施策を積み重ねることで、
地域共生社会を実現することこそが大きな目的であり、目指す姿でもある。
この目的を担保するため条例案では、地域生活移行に向けた施策や障害者・ご家族の相談への対応、
障害者の雇用促進など様々な施策を基本計画に定め、その実施状況を公表することを知事に義務付けている。
また、基本計画に定めた施策などを確実に実施するため、
財政上の措置を講ずることを努力義務として規定している。
このように条例案では、施策実施の裏付けとなる
様々な規定を設けているので、
これを規範に、実効性ある取り組みをオール神奈川で展開し、
当事者目線の障害者福祉の推進と地域共生社会の実現に全力で取り組んでいきたい。
 
次に、県立障害者施設の方向性について。
まず、中井やまゆり園については、
県直営の施設でありながら、多くの虐待事案を起こしたことに対し、
誠に申し訳なく、利用者・ご家族をはじめとする関係者そして県民の皆様に、改めて詫び申し上げる。
今後、当事者目線の障害者福祉を中井やまゆり園が率先して実践し、
生まれ変わった姿をモデルとして示せるよう、園の再生に全力で取り組む。
県立施設については、当事者目線の障がい福祉に係る将来展望検討委員会から、
通過型施設としての地域生活移行の推進、先進的研究や人材育成といった役割を求められている。
一つ一つの県立施設の現状や課題を踏まえ、障害当事者からの意見を頂くともに
県議会や関係団体と議論を重ねながら、
今後の方向性について、検討を進めていく、…
 
との旨の答弁がありました。
 
 
 
あらい絹世議員の質問項目は下記の通りです。
 
1.県政課題に対する知事の基本姿勢について
 (1)税収見通しと今後の財政運営について
 (2)9月補正予算の考え方について
 (3)コロナ禍や物価高騰等の影響を受けている中小企業への支援について
 (4)新型コロナウイルス感染症への今後の対応について
 (5)神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例の制定及び県立障害者施設の方向性
2.今後の県政のあり方について
 (1)かながわグランドデザイン評価報告書2021を踏まえた今後の対応
 (2)ヘルスケア・ニューフロンティア政策について
 (3)神奈川県まち・ひと・しごと創生総合戦略の評価について
 (4)第8回線引き見直しに向けた取組について
 (5)神奈川県立県民ホールのあり方の検討について
 
3.県民生活を守る取組について
 (1)「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」成立に伴う県の対応
 (2)防犯カメラ設置のための継続的な支援について
 (3)市町村の地域防災力向上に向けた支援について
 (4)高齢者の詐欺被害の抑止に向けた取組について
 
4.子どもを取り巻く県政の重要課題について
 (1 )子ども施策の今後について
 (2)県立高校改革の推進について
 (3)教員免許更新制廃止後の新たな教員研修の整備について