医療崩壊について | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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日本医師会の中川俊男会長が、「現実はすでに医療崩壊だ」と危機感を表明しました。
 
 
神奈川県における全病床数は60,427床で、
そのうちコロナ患者のために協力していただいている病床は1,939床(精神科病床除く)
その中で重症病床は200床(全県病床数でコロナ対応率は3.2%)です。
医師会としては、この1,939床、200床が埋まってしまうことで、
安定的な医療サービスの提供が出来なくなることを医療崩壊というそうです。
ですから、県内約6万床全てが埋まることを言うわけではありません。
 
 
しかしながら、病床利用率が中等症病床36.57%、重症病床45.5%と公表しているにも関わらず、
5日の段階での入院者数は681人、それに対して、
すぐ患者を受け入れることができる「即応病床数」は845床で80.59%、
そして重症者向けの使用率は92.47%(93床に対し86人が入院)という切迫した状況となりました。
現在、県内全体のコロナ対応できる重症者向け空床数はわずか7床です。
 
 
確保病床数(1,939)と即応病床数(845)の開きがあるのも問題です。
医療界からは、1月、2月は元々ベットがふさがる時期であり、
現場では、続く緊張状態や誹謗中傷から看護師の25%が辞めている等人手不足の実情もあります。
県の努力だけでは解決が難しい状況ですが、
早急に一つでも多くのコロナ対応病床数を増やさなければなりません。
 
 
神奈川県では、中等症患者を受け入れる臨時仮設医療施設の体制強化や
病床設置協力のお願いに尽力し続けている状況です。