女性農業者の活躍支援 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
<私の目指す政治活動>
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 ○一人でも多くの三浦ファンを ○より身近な市政に

神奈川県議会本会議「一般質問」二日目。
自民党から山口美津夫・川崎修平・山本哲、三名の議員が登壇しました。



山本哲議員から「女性農業者の活躍支援について」質問がありました。


2015年農林業コンセンサスによれば、神奈川県の農業就労人口24,195人のうち、
女性の農業就労人口は、11,475人と全体の47%を占めており、
新鮮で安全な農産物を私たちに提供している農業は
多くの女性農業者の力で支えられています。
近年では、女性の社会進出や人材登用が進んで、
県内の農協でも理事等の役員に就く女性も増えてきており、
今後、農業経営の面でも、女性が自ら経営者となって
営農を続けていくことが活躍の場を広げることに繋がります。
「かながわ農業活性化指針」では、安定的な農業生産と
次世代への継承の実現のための具体的取り組みの一つとして、
「女性の力を活かした経営発展の促進」を位置づけていますが、
これからの農業は、女性がその感性や視点を活かして、
農業経営に積極的に参画し、活性化していくべきと考えます。
そこで、県農業の活性化のため、女性農業者の活躍支援について、
今後どのように取り組んでいくのか、知事の見解を問いました。



黒岩知事からは...
国の報告によると、女性が農業経営に関与する割合が高いほど、
収益性が高い傾向にある。
神奈川県では、農業経営にかかわってているのは7.6%と少ないため、
経営を目指す女性農業者の支援は大変重要。

これまで県では、農業に興味ある女性向けに農業体験研修やバスツアーを実施し、
また農業経営を目指す女性向けに
営農計画の作成や農産物の販売手法など実践的な講義を行う
かながわなでしこfarmers'colledgeを開催し、農業機械等の導入経費も支援している。
さらに活躍する女性農業者に光を与えるため、
表彰や専用ホームページでの紹介も行っている。
最近ではセミナー参加者の中から、新たにブルーベーリーの栽培や
高級梅干しのパッケージをデザインして販売するなど
農業経営に参画する女性が着実に増えてきた。
こうした成果をふまえ、今後も女性が経営者として
自立し活躍できるよう支援していくことが重要。

そこで県では、セミナーに参加しやすいように開催時期を農閑期の1月に変更し、
農業会計や農業税制の講義を加えるなど内容を充実強化していく。
またセミナー修了生の声をまとめたパンフレットを新たに作成し、
修了生などを通じた周知をする。
さらにJAの女性組織にも周知し、意欲ある女性農業者の掘り起こしも進める。

県として、さまざまな取り組みによって女性農業者の活躍をさらに支援し、
本県農業の活性化を図っていく、との答弁がありました。

神奈川県内の女性農業者を応援するサイト「かながわなでしこfarmers」では、
活躍する女性農業者や女性の発想を活かした商品開発の紹介を行うほか、
ステップアップを目指す女性農業者向けの研修や
就農を希望する女性向けセミナーの情報を発信し、
神奈川県における女性の農業進出を後押ししています。



【かながわなでしこfarmers サイト】


<山口美津夫議員の質問項目>
1.やまなみ五湖水源地域交流の里づくり計画について
2.「かながわ水源環境保全・再生施策」に係る生活排水処理施設の整備促進について
3.リニア中央新幹線の整備促進について
4.野生いのししによる豚熱感染拡大防止対策について
5.津久井湖の堆砂対策について
6.本県におけるアスリート育成について


<川崎修平議員の質問項目>
1.中小企業の海外販路拡大に向けた越境EC導入等の支援について
2.教育現場における授業動画のアーカイブ化について
3.県立高校におけるVR・AR技術を活用した教育活動について
4.テクノロジーを活用したスポーツの新たな取組について
5.AI防災の積極的な導入について
6.災害時における活用を踏まえた電動車の普及について
7.「金融リテラシー」を身に付ける取組について


<山本哲議員の質問項目>
1.ITツールを利用した新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取組について
2.女性農業者の活躍支援について
3.大規模災害等の対応と関係機関との連携について
4.県内産花きの消費拡大について
5.コロナ禍における犬や猫のいのちを守りつなぐ取組について
6.(仮称)湘南台寒川線の整備について
7.市町村立小・中学校における携帯電話等の取扱いについて
8.県立高校における生徒の心のケアについて