神奈川県議会本会議「代表質問」初日。
自民党から、しきだ博昭議員、補助者に川崎修平議員が登壇しました。
手話の普及推進についての質問では、手話を交えて発言をされました。
「新型コロナウイルス感染症対策について」質問がありました。
昨年12月に中国武漢市で集団発生した新型コロナウイルス感染症は、
感染者が7万人を超え、世界規模で拡大しています。
神奈川県でも、1月16日国内で初めて感染が確認されてから感染者は増え続け、
横浜港停泊のクルーズ船における集団発生という事態も生じています。
感染症は経済や産業に及ぼす影響も大きく、
あらゆる視点から総合的な対策が求められます。
県民のいのちと健康を守るという観点から、
今回の新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、
どのように取り組んでいくのか知事に見解を問いました。
黒岩知事からは…
2月13日に国内初の感染患者死亡事例が県内で発生するとともに、
国内で人から人への感染事例が確認されるなど、大きな転換点を迎えている。
今後は水際対策だけでなく、国内で感染が拡大しても
迅速な対応が取れるような体制を整備することが重要。
また横浜港に停泊しているクルーズ船
「ダイヤモンド・プリンセス号」では集団感染が拡大を続けており、
こうした事態は通常の感染症対策の枠を超えた規模のもので、
国が主導して全国の自治体と連携しながら取り組むべき課題と認識している。
そこで県では、国に対し全国知事会を通じて
クルーズ船での集団感染などの非常事態については、
既存の枠組みにとらわれず、国が一層のリーダーシップを発揮して対応することを要望した。
あわせて、県民の皆さまのいのちを守るために、
検査体制の整備や医療提供体制の強化に向けて、これまでの規制にとらわれず、
あらゆる手段を柔軟に取ることを求めた。
県の経済対策では、経営相談窓口を設置して
中国経済の影響を受けた観光業や製造業から
売り上げ減少等の相談が入っている。
現在国が行っている調査を参考にしつつ、
相談窓口を担当する関係機関とも連携して、県内経済への影響を把握していく。
今後も県として、国の緊急対応策等に注視しながら、引き続き実効性のある施策に取り組み、
一日も早い収束に向けて、国や市、関係機関と連携して、
しっかりと取り組んでいくとの答弁がありました。
【神奈川県 新型コロナウイルス感染症特設サイト】↓
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/bukanshi/bukan_200114.html?pk_campaign=top&pk_kwd=nCoV-inq
以下は、しきだ博昭議員の質問要旨です。
1.知事の政治姿勢について
(1)津久井やまゆり園の再生について
(2)本県の財政問題について
ア.県税収入の見込みと当初予算編成の考え方について
イ.グリーンボンドについて
(3)会計年度任用職員制度の導入について
2.ともに生きる社会かながわの実現について
(1)「ともに生きる社会かながわ憲章」の普及推進について
(2)手話の普及推進について
(3)障がい者の就労の場の拡大について
(4)神奈川県社会福祉センター(仮称)について
3.県民の安全・安心を守る取組について
(1)新型コロナウイルス感染症対策について
(2)令和元年台風被害を踏まえた風水害対策の強化について
(3)災害対応における海上交通の活用について
(4)アクティブ交番の効果的活用について
4.県政の重要課題について
(1)東京2020大会セーリング競技開催に向けた取組について
(2)パラリンピック等を契機とした障がい者スポーツの推進について
(3)私立高等学校の学費補助の拡充について
(4)児童虐待対策について
(5)持続可能な水道づくりに向けた取組について