三浦市防災気象講演会 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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三浦市・横浜地方気象台共催『三浦市防災気象講演会』に出席しました。
 
 
今年度は「災害は知らないうちに忍び寄る~防災情報を活用しよう~」をテーマに、
気象台の台長飯田和彦氏及び林基生次長からご講演をいただきました。
 
 
近年、災害情報は増えていますが、情報が増えれば増えるほど、
どのように活用するかが課題となっています。
 
 
 
<気象庁の業務>→ 「災害から命を守る」
 
※防災気象情報の活用で命を守る
 
 ↓
 
◯日頃から自宅付近の危険性を確認しておく!
 
◯避難場所を確認
神奈川県の土砂災害 → 県東部はがけ崩れが多い
県西部は土石流が多い傾向
 
 
 
 
〈防災気象情報〉気象業務法
「天気予報」…東部と西部、警報・注意報は市町村ごとに発表
天気予報…府県天気予報(毎日)・週間天気予報・季節予報
「特別警報」…昨年初めて県内で特別警報が発令された → 
警報の発表基準を大きく超え、重大な災害が発生する恐れが著しく高まっている。
 
 
※気象庁ホームページで確認できる!
 
◯大雨(土砂災害・浸水害)・洪水警報…
危険分布
「雨量」 → 
土壌雨量指数…雨がしみ込んで土壌にたまる→土砂災害リスク高まる
表明雨量指数…雨が浸み込まず地表面にたまる→浸水害のリスク高まる
流域雨量指数…雨が上流域から集まり河川を流れ下る→洪水害のリスク高まる
 
警報及び注意報級となる時間帯の予測を記載している。(平成29年6月〜)
早期注意情報
 
 
 
〈危険分布の表示(リードタイム)〉
●大雨警報(浸水害)…1時間先まで
●大雨警報(土砂災害)…2時間先まで
●洪水警報…3時間先まで基準に到達すると予測される場合発令
 
 
◯台風情報…最大風速が17m以上
強い勢力のまま上陸する台風が増えている。→温暖化の影響?
近年、従来の型にはまらない働きをする台風が増えて予測が難しくなってきている…
気象庁のスーパーコンピュータが更新されて精度が向上 →
5日先まで予報が計算出来るようになった。
 
2019年台風15号の三浦市の状況…
瞬間最大風速が41.7m(平均20.8m)
 
 
◯記録的短時間大雨情報…
大雨警報発表時にその地域にとって災害の発生につながるような、
稀にしか観測しない雨量であることを知らせる
※神奈川県の発表基準は1時間雨量100mm
 
 
◯竜巻注意報…スーパーコンピュータで大気の安定度
(突風や雷発生しやすく)が計算されて予報が出される。
発表の有効期限はわずか1時間
レーダーナウキャスト → 洪水・雪・竜巻を察知
 
 
 
 
〈防災情報を利用して早めの避難準備〉
◯気象台は段階を追って防災気象情報を発表する
◯さほど強くない雨でも長時間続けば土砂災害の危険
◯「危険度分布情報」に注目して土砂災害、浸水害、洪水害発生の危険度を判断
 
<正常性のバイアス>
自分だけは大丈夫だろう× → 「まさか自分の身に起こるとは…」
早めに身の安全を確保しましょう!
 
 
 
<南海トラフ地震から命を守る〉
マグネチュードは、断層面の大きさ・すべり量で計測される→M1増えると32倍!
 
南海トラフ地震(東海地震も含める)
 …プレート間地震 → フィリピン海プレートとユーラシアプレート、年間3〜5cm動く
プレート間の歪みが戻された時に起こる
 
一部では震度7、広い地域で震度6から6弱
太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波
最大M9.1、死者行方不明者想定32万3千人が予測されている(東日本大震災はM9.0)
神奈川県の想定は、県西地域震度6弱、その他の地域震度5強以下、津波は2〜9m…
もし相模トラフ地震であったら、5分で三浦市に津波が来る。
 
過去に発生した南海トラフ地震(13回)…
過去の地震を紐解くと、発生から数年後にもう一度大きな地震が発生
  684年 天武地震
1944年 昭和東南海地震からわずか2年後に…
1946年 昭和南海地震→
前回の震災では東海地方で地震が無かったので、エネルギーが溜まっている可能性がある…
 
 
 
「南海トラフ地震に関連する情報」
地震発生の可能性の高まりについてお知らせする
◯南海トラフ地震臨時情報
◯南海トラフ地震関連解説情報
 
 
 
〈災害の事前の備え〉
◯命を守る…家屋耐震化、家具・家電の固定、防火対策
◯避難する…避難所・避難経路確認、地域の危険度把握
◯情報を入手する…携帯電話、携帯ラジオ
◯コミュニケーション…家族の集合場所、安否確認方法(災害用伝言ダイヤル等)、
防災訓練に参加
◯避難生活…非常用持ち出し品と装備品の備え