「国際文化観光・スポーツ常任委員会」が開催され、私は「観光振興の取り組みについて」質問しました。
神奈川の観光政策の課題は、宿泊客が観光客全体の1割と低く、
観光消費単価が伸び悩んでいることです。
そこで県では、宿泊客を増やし消費額を上げる取り組みとして、
MICEの誘致・ナイトタイムエコノミーといったコンテンツの充実・
そして県内周遊を促す取り組みに力を入れようとしています。
観光客の2倍の消費単価が見込めると言われるMICEですが、MICE誘致は激しい都市間競争が繰り広げられており、
世界の国際会議の都市別開催件数では、シンガポールの年間160件で8位がアジアトップで、ソウル10位、東京は101件で18位、
大阪17件156位、そして横浜は16件165位(日本で7位)
という厳しい状況です…
県としては、県庁や横浜美術館、お寺のような歴史的建造物といった特殊な会場で開催する「ユニークベニュー」等活用して、
積極的にPCO(会議運営事業者)や旅行代理店等に売り込んでいく旨の答弁がありました。
MICEとは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う研修旅行(Incentive Travel)、
国際機関、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)
の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。