本日は終日「神奈川県議会 一般質問」が執り行われました。
私は芥川薫議員の質問補助者を務めさせて頂きました。
「『関係人口』を意識した移住促進の取組について」質問がありました。
「関係人口」とは、移住した「定住人口」や観光に来る「交流人口」でもない、
その地域に以前勤務等の経験があったり、地域のさまざまな魅力に引き寄せられ、
伝統行事や文化行事に参加したりといった関わりを通じて、
その地域に愛着や関心を持ち、その支援などをしている人たちのことをいいます。
神奈川県では、移住促進政策として、有楽町に「ちょこっと田舎 かながわライフ支援センター」を設置し、
相談窓口や情報発信を実施したり、ウェブによってPR動画や情報提供等を実施しています。
都会に近いお洒落さと田舎の長閑さをかねそなえる神奈川県は、
移住者にとって大きな魅力となっています。
一方でアンケート調査によると、移住に対する不安・懸念について、
就職先や収入等の「仕事関連(48.4%)」に次いで2番目に多いのが
「人間関係関連(44.2%)」であり、
すぐに移住には踏み切れないといいます。
そうした中、地域と少しずつ関係を深め、継続的に関わりを持つ
「関係人口」を増やす取り組みは、都心に近くて繰り返し訪れやすい
神奈川県にとって大きな強みとなります。
農業体験や伝統行事への参加という新しい視点を取り入れることは
移住に繋がる有効な手段であると考えます。
そこでまずは、市町村と連携して先進事例等について情報を共有してまいります。
移住促進に向けて県としてしっかりと後押しすることで、
新しい人の流れを加速してまいります、
との知事答弁がありました。