手話研修 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
<私の目指す政治活動>
 ○自立的な生活経済圏     ○誇りの持てる教育
 ○一人でも多くの三浦ファンを ○より身近な市政に

「神奈川県議会 第5回手話研修」を受講しました。


講師に社会福祉法人聴力障害者情報文化センター施設長 森せい子様。
テーマは「災害時の聴覚障害者への支援〜災害時に役立つ手話」。

<日本の障害者福祉について>
1990年 日本手話通訳士協会の設立
1995年 阪神淡路大震災の教訓
2000年 社会福祉事業法の改定→
 手話通訳事業が社会福祉事業に位置付けられる
○阪神淡路大震災では…
  「救援物資の放送が聞こえず、最後尾に並ぶしかないので、
もらえない場合もあった」
「テレビの手話ニュースも報道番組に変わってしまい、
情報が入ってこないし、孤立しがちとなった」
○東日本大震災では…
  災害中央対策本部に、「全日本ろうあ連盟」が入る、
日本聴覚ソーシャルワーカー協会会員の支援 → 手話通訳者の公費派遣
「地震が起きたのはわかるが、津波警報や交通状況の放送が聞こえない…
何?何?何がなんだかわからない状態…」
一人ひとりの生の声を忘れてはならない
○熊本地震では…
  「非常事態を経験して、熊本の現状が見えてきました。
地域活動支援、相談支援の活動がなかった…
高齢聴覚障害者の事業もない…
熊本における支援制度を改革していく
プロジェクトチーム(先進事例の学習会等)が立ち上がった」
「長期的観点で手話通訳者を育てていかなければならない」

<災害時に、聴覚障害者は何に困るのか?>
●災害発生情報(何が起きたかわからない)
●避難所等で(指示や情報が聞こえない)
●生活再建
●こころの問題(本人に伝える術がない)

<どうすればよいのか…?>
●存在を忘れない(聴覚障害者の可能性・16人に1人の割合)
●音声だけで進めない(様々な手段で情報発信)
●関わりをもつ(一人ひとりの気持ちの問題)
●意思疎通手段を駆使する(手話や筆談等)
●気持ちを理解する(肯定的に気持ちが通じること)

<日頃の練習がものをいう>
○東京足立区では…
区と障害者団体との協定を結ぶ →
区の防災訓練実施や手話通訳者の登録

<災害時に役立つ手話>
災害・地震・雨・風雪・台風
だいじょうぶ・こわい・寒い・暑い
わかった・安心して・OK etc...

<大切なことは…>
●見えるように(見えなければ何も出来ない)
●仲間に入れて
●情報を共有して(情報格差なく平等に)
●意思疎通手段を身につけて