災害に強い社会の実現へ!
自由民主党関東ブロック青年局において、茨城県つくば市にある
「国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)」を視察しました。
林春男理事長からご挨拶頂いた後、300mm/hrのゲリラ豪雨を再現出来る世界最大の「大型降雨実験施設」や
データセンター棟において、全国陸海統合地震津波火山観測網
"MOWLAS"についてご案内を頂きました。
阪神淡路大震災をきっかけに地震防災対策特別措置法が施行され、
当研究所は地震観測を担当することになり、
重点火山16箇所のほか全国約1,700箇所の観測点を設置しています。
また東日本大震災を教訓に、今年11月からは
"S-net"(150点)で日本海溝海底の観測を強化し、
津波をいままでより最大30秒早く検知して
発信することが出来るようになります。
研究所の持つ地震観測データは全体の6割を占めており、
気象庁、大学等オールジャパンでリアルタイムに相互流通され、
運用・研究をしています。
「国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)」は、
地震津波、火山、気象、雪氷災害、土砂災害警戒情報など
あらゆる自然災害に対する①予測力②予防力③対応力④回復力の総合的な向上を図る研究開発を実施しています。
1963年、伊勢湾台風の甚大な被害を受けて、
災害のメカニズムを研究しようと発足しました。
「災害から人命を守り、災害の教訓を活かして
発展を続ける災害に強い社会の実現を目指すこと」を目標としています。
大規模災害時の現地災害対応支援はもちろん、
今年11月からは全国を網羅する
陸海統合地震津波火山観測網を運用しており、
また産官学連携の一つとして、
研究所の海底地震計データを新幹線の運行等に活用する、
JR各社との相互協力協定があります。