台南市「南部科技園區(南部サイエンスパーク)」
を視察しました。
南部科学工業地帯は、面積1,043ヘクタール(台南)あり、
台湾 行政院(日本の内閣府)が「国家建設六年計画」の中で
新設科学工業園区構想を確立、1995年に
「南部科技工業園區」開設計画が発足しました。
現在は売上高7,151億元、従業員数約8万人まで成長。
当初は液晶パネル産業クラスターとして位置付けられ、
Appleのチップをつくる世界最大のICファウンドリーメーカー
"TSMC(台湾積体電路製造)"はじめ、
212社が入っています。
そのうち外資企業は38社で、日系企業が最も多くて
21社が進出、日立化成や富士フィルム等半導体や
液晶パネル関連が8割を占めています。
今後の重点産業として、蔡英文新政権が力を入れると宣言した
グリーン・省エネ産業、バイオ医療産業(高雄)
の進出を促しています。
園区の優位性は、①安定な水と電力
②土地のリース(企業の初期コスト削減)
③生活環境(病院・学校)④四大商圏
⑤単一窓口サービス等があげられます。
半導体等が多い南部サイエンスパークの中で、
唯一の製薬会社である「港香蘭應科技
"BIOTANICO INC."」を視察しました。
漢方薬をはじめとする生薬メーカーが
お茶やタブレット等の健康食品を製造する子会社です。
親会社の五代目、港香蘭藥廠股份有限公司
蔡家安副總經理にご挨拶を頂きました。
ハイテク製薬会社、科学中薬として
伝統生薬の製造技術を基に現代科学技術を取り入れ、
研究開発、生産をしています。
1995年より輸出を開始し、ハラル認証等を受け、
現在12カ国にまでなりました。
年10%の成長をしています。
治療医学から予防医学まで幅広い貢献をしています。