『奇跡の自然の守りかた』 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
<私の目指す政治活動>
 ○自立的な生活経済圏     ○誇りの持てる教育
 ○一人でも多くの三浦ファンを ○より身近な市政に

5月10日発売の『「奇跡の自然』の守りかた~三浦半島・小網代の谷から」
岸由二/柳瀬博一共著を
県庁へ向かう電車で読んでいます。


ゴルフ場の予定地となった小網代の森を、どのようにして
まるごと自然のままの保全地域にすることができたのか?

三浦半島「小網代の森」は、源流から河口干潟まで
まるごとの流域が残る奇跡の自然です。


「アカテガニは、『森から干潟そして海まで、流域がまるごと自然のまま』という小網代の森のユニークさを象徴しています。アカテガニがにぎやかに暮らすことのできる小網代は、森も、干潟も、海も、みごとに自然の守られている世界です。つまり、アカテガニがにぎやかに暮らすことのできる小網代は、森の生きものたちも、干潟のいきものたちも、海の生きものたちももまたにぎやかに暮らすことのできる自然であるということなんですね。アカテガニのにぎわいを総合的に守ろうとすれば、同時に、森、湿原、水系、干潟、海の多様な生物たちがまもられてしまう。小網代のアカテガニは、小網代の生態系ににぎわうすべての生きものたちをかばう、雨傘のような、位置にあるということなのです(そういう位置にある種のことを、保全生態学では、umbrella species:雨傘種と、よんでいます)」

水域や大地から水蒸気が空にのぼり、雲になり、雨や雪になって大地に降ると、地表をながれる水は〈流域〉という大地の単位で集水され、川を下り、海に入り、また蒸発して雲になる過程を繰り返します。〈水循環〉とよばれるサイクルです。…多彩な循環の回路を通して、水はさまざまな方式で生きものたちのにぎわいを支え育み、人間の暮らしの、安全、安らぎ、産業にも大きな影響を与えています。〈流域〉は、地表における、〈水循環〉の、単位となっている生態系なのです…この特徴に注目し、都市再生や環境保全につとめる思考を、わたしは〈流域思考〉と呼んでいます」

「自然保護の新しいカタチとは?」
{A446DAF9-28C9-4548-B8C8-E820EB1141BA}