「三浦商工会議所賀詞交歓会」に出席しました。
第二部ミニ経済講演会では、
かながわ信用金庫平松廣司理事長により、
テーマ「三浦振興を考える」としてご講演を頂きました。
<アベノミクス 第一ステージ>
①金融緩和…10%の大企業として、
70数%の従業員をしめる中小企業には
あまり効果が無かった。
デフレ脱却のアプローチとしては正しいが…
②財政出動…ケインズ経済の元となる。
新幹線が北陸や北海道へ延びた。
税金を使うことになり、40数パーセントは
国債発行でまかなっていることを考えると、限界がある。
③民活成長戦略…税制改革によって
成長戦略をあおっている。
IPS細胞を目玉に伸ばしていく必要がある。
デフレ脱却には、賃金が上昇することが一番。
<アベノミクス 第二ステージ>
①希望を生み出す強い経済(GDP600兆円)…
個人消費が悪い←不安
→少子高齢化・将来不安・海外情勢
預金が増えている
日本の賃金上昇について、
大手を中心ににどれだけ果たせるか?
によって2016年経済情勢が左右される。
景気と失業率を見ると、15年7-9月時期で
景気動向指数が0.9、
失業率は、3.4%と良くなっている。
少しづつ物価は上がってきている。
GDPを3年~4%の伸び率でなければ、
600兆円は達成出来ない。
※デフレ脱却から抜け出せない理由は、
グローバル化による過当競争。
現在日本のM&Aは5%に過ぎない。
欧米は、安定した大企業で経済を引っ張っている。
アメリカは原油輸出を強化したことで、
中東やロシア経済に影響を与える。
今年は順調ではないと考える。
②夢をつむぐ子育て支援(希望出生率1.8%)
③安心につながる社会保障(介護離職率0へ)
<三浦市の人口状況>
横須賀が社会減が激しいのに対して、
三浦市は社会減が少なく、働く人が出て行き辛い環境にはある。
<結論(私見)>
①横須賀・鎌倉・藤沢市の商業・観光事業を
中心とした3商工会議所との連携強化が必要。
マグロルート、スイカルート、観光ルート等の
業務提携を中心としたサミットの開催。
②三浦市は日帰り旅行の王者の論理を
最大限に活かす必要がある。
「小さいけど特色があって、マグロや果物が美味しいまち」
のイメージを創造、発信するのに最適なまち。
③三浦市は「マグロ」「農業」「観光」で生き抜ける。
アクセス事情関係なし。
経済界そして市民がいかに本気で取り組むか。
県も期待している。