柏地域医療連携センター | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
<私の目指す政治活動>
 ○自立的な生活経済圏     ○誇りの持てる教育
 ○一人でも多くの三浦ファンを ○より身近な市政に

本日千葉県柏市「柏地域医療連携センター」に来て、
柏市における長寿社会のまちづくりについて学びました。

豊四季台団地(4,666戸)の高齢化率は41%、
独居老人が約700名、2055年日本将来の姿です。
団地再生事業計画により、景観やエコ、地域医療や子育てに対応した
長寿社会に向けたまちづくりとして、ハード・ソフト両面からの
再開発が実施されています。

"Aging in Place"として全国UR団地に展開していくそうです。
ソフト面では、長寿社会に対応するため、
東京大学、柏市、UR都市機構、産官学にて
地域包括ケアシステムの具現化に取り組んでいます。
センターは、在宅医療を含めた地域医療・介護を
推進する拠点として整備された施設で、
柏市福祉政策課が運営する総合窓口の他、
医師会、歯科医師会、柏市薬剤師会の各事務局が併設されています。


①医療や介護に関する相談・啓発、
②在宅医療の調整支援、③医療・介護の連携強化
(医師・多職種のコーディネート)の役割を担っています。

目指すまちの姿として、①在宅医療の普及、
②高齢者の生きがい就労の創成があります。

①在宅医療の普及
一部の医師による「点」で支えるのではなく、
市全体をカバーする「面」への広がり→
市と医師会がタイアップし、多職種を巻き込んだ関係づくり

◯在宅医療多職種連携研修→
在宅医療を行う医師を増やす
◯負担を軽減するバックアップシステム
◯情報共有システム→
「主治医・副主治医制度」協力して訪問医療を提供


<在宅ケアシステム>
老いの中で家で生活し続けられること
地域全体が病院のようになっていくこと

②高齢者の生きがい就労の創成
「セカンドライフ就労」
外出機会と健康の関係
→歩行障害リスク約4倍、認知症リスク約3.5倍
◯シルバー人材センターにジョブコーディネーター配置
◯セカンドライフ応援事業→応援窓口・応援サイト・応援セミナー等情報発信


<センター取り組みの成果として…>
①地域医療の普及
市と医師会が連携し呼びかけを行うことで、
全ての多職種団体を網羅し、連携の枠組みが構築された。

今後在宅医療の全市的、面的な広がりが期待できる。
◯在宅医療支援診療所数
15→27箇所
◯訪問看護ステーション数
12→23箇所
◯在宅医療所による自宅看取り数(年間)
53件→174件

②高齢者の生きがい就労の創成
◯高齢者の生きがいを持てる働き方の確立
◯250名以上の高齢者就労を実現。
◯シルバー人材センターにジョブコーディネーターを配置し、
全市展開体制の基礎づくりが完成


「在宅医療」と「生きがい就労」により、地域包括ケアシステムを具現化を目指していく
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