「箱根火山における地震活動ついて」、神奈川県安全防災局より、
県議会議員宛てに報告書が届きましたので公開させて頂きます。
箱根山では、4月26日から大涌谷付近を震源とする火山性地震が増加し、
5月5日には箱根湯本で震度1を観測する地震が3回発生しました。
傾斜計では、地震活動に関連するとみられる
わずかな変動が観測されています。
気象庁実施の現地調査では、大涌谷温泉施設で
蒸気が勢いよく噴出しているのを確認。
噴火警戒レベルを1(平常)から、
6日午前6:00に噴火警戒レベル2(河口周辺警報)に引き上げ、
箱根町長は6:10、大涌谷周辺に避難指示を発令しました。
今後の行政対応として…
①観測・監視の継続
温泉地学研究所、気象庁による観測監視の継続
②情報提供の継続
県(温泉地学研究所・災害対策課・そのほか県機関)及び
箱根町による継続的情報提供
③各局における対応
・県民の安全を第一とした臨機の対応
・庁内各部局間の情報共有
・県民への正確で丁寧な情報提供・広報
・県有施設の維持管理
・浄水場や温泉供給施設の保守管理
・風評被害への対応
④検討連絡体制
今後は、箱根火山庁内連絡会議において、情報共有を図っていく。