「いつの時代でも、弱いものにしわよせがくる…」
「ビキニ被災60周年三浦市民集会」プレ企画
『放射線を浴びたX年後』上映会に参加しました。
1954年3月1日、アメリカ実施の
ビキニ水爆実験の隠された真実を
明らかにするドキュメンタリー映画です。
ビキニ水爆実験の犠牲者というと、
元三崎の事代漁業所有で
焼津の第五福龍丸が有名ですが、
それ以外の被ばくについての歴史は、
なぜか我々に知られていません。
当時同じエリアで操業していた日本船は、992隻。
多くの船と乗組員が被爆していたのです
(三崎港だけで280隻が被爆)。
当時三崎のマグロ年間水揚げ金額は55億円、
全国の7割を占めていました。
水爆実験によって海が広範囲に汚染され、
放射能を含んだ灰は
日本列島まで及んでいました。
しかし、これらすべてが
日本政府とアメリカ政府の間で
隠蔽されていたのです…
「それは今でもそうですよ。
あの事故(福島原発事故)の
記者会見だって、私らが知りたいことと
あの人らが言うことは違っていると思う。
…いつの時代でも、弱いものにしわよせがくる…」
第二幸成丸、崎山船長の妻
福島第一原発事故を経た
3.11後の現在に問題を問いかける映画でした…