急な故障の場合、この値段でも買ってしまうんでしょうね…(涙)
当店のようなお客様の生活に関わる住宅設備業者は適正な価格で安定的に住宅設備機器を提供することが使命で「この大混乱に乗じて見積り金額を大幅値上げする業者は最低だ！」と思っていたので、またぼったくり騒動の時のように業界の不信感に繋がるんじゃないかと心配になりました。
人の足元を見るという意味では「下の記事の業者と同類やで！」と思うのは私だけ？
しかももっと残念なことは、その最低な会社は私がこれまで一目を置いていた、ここ数年で全国規模に拡大した会社で、テレビCMでおなじみの○ンライサーや正○屋ほど有名な会社ではないですが、同業他社の私の目から見てもホームページの文章から伝わってくる印象は誠実で、低価格を売りにしているにも関わらず、さすがに工事専門店あがりのネット通販会社だけあって現場知識も豊富な印象の会社だっただけに本当に残念でした。
正直、数年前に同社のチラシが我が家にポストインされた時は心底、脅威を感じました。(テレビCMの会社や家電量販店などは、我々のような工事専門店とは全く別ジャンルの会社だと思っているので、正直、何も感じておりません…笑)
住宅設備業界始まって以来の未曽有の危機において、これまでの薄利多売では必要経費を確保することさえ難しかったと想像します。(多売を前提とした薄利なので、売るものが無ければ多売もできない。)
おそらくこれだけの全国規模の会社になるとマーケティングコストや人件費などの固定費は莫大で、工事単価自体を大幅爆上げする以外に方法はなかったのだと想像します。(そうは言っても何という振り幅！爆上げにも程があるでしょ！！…怒)
ちなみに各メーカー共、納期遅延商品に関しては現在、商品が特定の仕入れ業者に偏らないように割り当て調整を行っており、商品を大量発注しても、大量仕入れが行えない仕組みとなっているため、薄利多売は不可能な状況となっております。
改めて「薄利多売は平時の時だからこそ成り立つ商売で有事の時は破綻する」ということを学びました。
新年を迎えても、工場の稼働状況に改善の兆しはないようで、未だメーカー担当者からの連絡はなし。オミクロン株の急拡大もあって、今後とも不透明な状況が続くと考えられます。
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