こんにちわ!昭和50年創業、堺市の工事専門店「マルイチ」です。
本日お伺いしたのは、堺市東区白鷺町のN様邸で『台所水栓(アメリカMOEN社→TOTO製TKGG30SE)交換工事』です。
▼工事前の写真です。
メーカー:MOEN(アメリカ)
品番:不明
1997年に日本から撤退したアメリカ『MOEN(モーエン)社』の商品です。
レバー部からの水漏れだったのですが、修理部材が入手困難であることと、ご利用から最低でも20年以上が経過しており将来、別の個所からの不具合も考えられるため、新商品への交換工事で即日対応させて頂きました。
▼撤去後の写真です。
既設の水栓を撤去したところ配管まわりが空洞でした。
これではもしもの水漏れの時に壁中に水が侵入する恐れがあります。
新しい水栓を設置する前に配管まわりをコーキングで穴埋めをしました。
これで安心です。
前の職人さんの『良くない工事』を『正しい工事』に手直しすることもプロの仕事だと思っておりますので、サービスではどうにもならない意図的な手抜き工事の手直しはご相談させて頂きますが、それ以外は勝手に(笑)、ベストな工事で対応するように心掛けております。
単なる交換をお求めでしたら、当店に依頼する必要はないかと思います。
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▼配管接続工事
配管状況によっては『ヘルメチックシール』という液状シール剤を使用します。
耐熱性もよく、もちろん人体にも無害です。
今回は『①ヘルメチックシール→②シールテープ→③ヘルメチックシール』の3重防水で対応しました。
タイル壁の場合、配管の仕込みが曲がっていることが多いので、将来に渡っても水漏れしないように特に注意します。
ちなみにユニットバス水栓の場合は基本的に配管が真っすぐ取付けられているので『シールテープのみ』でも問題はございませんが、場合によってはシールテープの滑り止め防止で『①ヘルメチックシール→②シールテープ』の2重防水で対応することもございます。
これらの処置はプロの視点から配管状況に合わせて対応しております。
こういう細かな配慮はお客様にはなかなか見え辛い部分だと思うのですが、年数が経つほど将来の不具合となって表れてくる部分ですので、当店では重要な作業だと考えております。
▼水栓傾きチェック
最後に水栓に傾きがないかを『水平器』で確認します。
真っすぐ設置できていれば完了となります。
実はタイルそのものが傾いている場合もあって、「水平器を優先させるか」「タイルの傾きに合わせるか」を迷う時もあるのですが(苦笑)、今回は水平器に合わせた方が違和感がなかったので『水平器』を選びました。
▼工事後の写真です。
メーカー:TOTO
品番:TKGG30SE
スパウト(給水パイプ)長さが『170mm』の商品です。
使いやすさ第一でシンクの排水栓の位置に合わせて『170mm』と『220mm』のどちらかで選定しております。
▼水漏れチェック状況
商品に異常がないかを確認した上で、お客様にお引き渡しするようにしておりますので、どうぞご安心くださいませ。
お客様からすれば「そんなに何回も確認する必要ある?」という感じだと思いますが、修理経験も豊富な職人は、新商品の設置のみの職人に比べ、数々の水漏れ事例(※単に職人の腕が悪いだけのパターンもございますが、施工説明書通りに設置しても数ヶ月後、数年後、ジワジワ水漏れするパターンもございます。)を経験しているので、誰でも慎重になるかと思います。
これで安心してお客様に商品をお引渡しできます。
この度は、当店をご利用頂きまして誠にありがとうございました。
工事には万全を期しておりますが、この度の工事で気になることがありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
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