こんにちわ!昭和50年創業、堺市の工事専門店「マルイチ」です。
5月6日から行っていた堺市北区新金岡町のT様邸での『外壁塗装工事』が完了しましたので、本日、仮設足場を解体しました。
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当店では「建物に塗料を確実に密着させる」ことをすべての判断基準に塗装工事を行っております。
そのため『下地(建物)に最も適した塗料の選定』、数年後の仕上げの良し悪しに深く関わる『③下地調整・下地補修』の工程を重要視しております。
(※手抜き工事が行われやすいのもこの工程で、これまで塗膜の「浮き」や「剥がれ」など様々な塗装工事の不具合を見てきましたが、塗料のグレード以前に「塗料の選択ミス」「下地調整・下地補修の甘さ」が原因です。)
正直言って、(細かい部分を除けば・・・)塗った直後の外壁はどんな業者の工事でも美しく見えます。
ですが、見えない箇所の処理が塗料のグレード以上に数年後の仕上げに関わります。
▼施工前後/正面
【作業工程】
①高圧洗浄
②マスキング養生
③下地調整・下地補修(浮き・剥がれ・ひび割れ補修など)
④下塗り(塗料:水性ソフトサーフSG/エスケー化研㈱)
⑤中塗り(塗料:水性セラミシリコン/エスケー化研㈱)
⑥上塗り(塗料:水性セラミシリコン/エスケー化研㈱)
⑦雨樋/雨戸/水切り/庇ほか塗装(塗料:(※1)2液ファインウレタンU100/日本ペイント㈱)
⑧その他雑工事(アナログアンテナ撤去など)
(※1)雨樋などの塩化ビニール部、雨戸などの鉄部はコンクリート部と比べ塗料の耐用年数が短いため、より耐久性の高い『2液性』の塗料を選定しました。(『2液性』は『1液性』と比べ手間が掛かりますが、耐久性はアップします。)
▼③下地調整・下地補修(コンクリート/浮き・剥がれ部×複数個所)
ケレン→(※2)カチオン系モルタル塗り→(※3)パターン補修→下塗り→上塗り→中塗り
(※2)外壁塗装工事においてモルタル補修工事を行う場合は、通常のポリマーセメントモルタルではなく、カチオン系モルタルを使用します。普通モルタルに比べ、塗料と下地との密着度が増します。
(※3)モルタルで平滑に補修した面に、周囲と同様の模様を付けて、補修箇所を目立たなくさせる作業のことを言います。
▼③下地調整・下地補修(旧シリコン系シーリング材補修部×複数個所)
旧シリコン系シーリング材補修部撤去→(※4)逆プライマー処理→下塗り→上塗り→中塗り
(※4)逆プライマー処理で、塗料との密着度を高め、旧シリコン系シーリング材に含まれている可塑剤が新しい塗膜に染み出て黒く変色するのを防ぎます。旧シリコン系シーリング材を撤去しても、下地に染み込んだものまでは取り除けないため、こちらの工程が必要となります。
▼使用塗料
下地(建物)との相性を考えて、塗料の選定を行っております。
外壁がコンクリートの場合は、最もコストパフォーマンスに優れた『シリコン塗料』が標準となります。
▼施工前後/側面
▼施工前後/その他
▼ウレタ防水工事×2ヶ所
高圧洗浄→下地調整・下地補修→下塗り→中塗り→上塗り
以上です。
18日間に渡り、T様、ご家族の皆様、お疲れ様でした。
工事期間中のたくさんのお気遣いに、職人共々、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
この度は、当店をご利用頂きまして誠にありがとうございました。
工事には万全を期しておりますが、この度の工事で気になることがありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
堺市内はいつでも点検が無料です。