地図学レポート
実用としての地図
二年前、人気のファンタジー小説『ハリー・ポッター』を読んだ。第三巻『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で面白い地図が出てきた。それは学校の中で誰がいて、どこにいるのかわかる地図である。主人公が地図に魔法をかけると、学校の見取り図があって、人の名前が浮かんでくる。浮かんだ先に、本当にその人がいる。主人公はその地図を持っていろんな冒険をするのである。
私はそんな地図があれば便利だと思った。例えば待ち合わせをした場合、いくら待っても相手が来ない。相手は道に迷っているのである。その場合、この地図があればこっちから相手の場所へ向える。また、相手がまだ家に居る場合は電話する。しかし、今はGPSを使えば相手がどこにいるのかわかる。現実に、カーナビや携帯電話にも普通についている。地図に相手がどこにいるのかわかることは、新しい発想ではない。だからこの魔法の地図は驚くほどの地図ではないのである。
さて、私はよく物を失くす。携帯電話、本、筆記用具、財布など小さいものをよく失くす。生活する上で必需な品なので探すが、なかなか見つからずに時間だけがたっていたり、部屋が散らかったり、見つからなかったりする。見つかった時、思わぬところ(記憶違いで)から見つかった場合もある。以前街中で財布を落したことがあるが、どこに落したのか分からなかった。ついに警察にも届けたが、警察は財布を捜すこともなかった。財布くらいでは警察は動かない。結局、今も財布は見つかっていない。大切にしていた財布だったので悲しかった。身の回りのものくらい、自己管理しなければいけないのである。
だから、自分の身の回りの物がどこにあるのか、さっきの魔法の地図のような「私物地図」があればいいと思う。例えば家の地図があり、台所のテーブルの上に「歯ブラシ」の文字か記号が出てくる。現実に、テーブルの上に歯ブラシがのっているのである。