必死で捜していた。

気がつくと、まわりに知らない2人がいる。

知らないが仲間で、一緒に捜していた。

私たちはコタツを囲み、おでん鍋を突いていた。

仲の良さそうな風景だが、そうではない。

只今捜索中だ。

必死でおでんの中に取り残された馬をさがしていた。

馬といっても馬肉ではない。

生きた馬だ。

おでんの中にさ迷った馬を捜しているんだ。

どうやら馬はチクワの穴に閉じ込められている。

急がねば、鍋の温度はどんどん上がる。

出て来い!早くしないとおでんが煮騰がって死んじゃう!

よし!出てきた!
と思ったら、ハモの団子を竹ひごで馬の形作ったニセモノだった!

違ったのだ。


うま…

うまぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


悔し涙は止まらない。


馬は出てこない。