夫婦同姓-別姓のわだい | 手仕事人まるひげのブログ

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夫婦の同姓-別姓、女性の再婚に関する最高裁判決が、今日下されました。

”女性が半年間再婚できないことについては一応違憲”、”同姓についての民法は合憲”と言う判断。

(「夫婦同姓・別姓についての議論は国会で」みたいな但し書き付)

追記:あとでもう少し詳しく見てたら、「最高裁、日和ったか?」みたいな印象が無きにしも?
(あと、裁判官のうち女性3名男性2名は同姓についての民法は違憲と言う見解だったみたい)←裁判官15人中女性は3名ですけど…


NHKの中継的なニュース番組でみてたのですが、面白かったのは11月末くらいに行われたNHKでの世論調査。

「同じ姓を名乗るべき」は50%で、「同姓・別姓 選択できるように」が46%

これだけ見ると、前者の意見の方がやや多いのかな?という感じ。あるいは、ほぼ拮抗という印象。

ただ、年代別の統計が面白くて、以下。
「同じ姓を名乗るべき」を反対、「同姓・別姓 選択できるように」を賛成としています。

      反対 賛成
20・30代 36%  61%
40代   36%  63%
50代   32%  66%
60代   47%  49%
70代以上 69%  27%

「50代の人たちが一番リベラルなのだなぁ」とか、「考え方の違いが60代と70代で一番ギャップがある」とか諸々、いろんなことが見えてきますが、70代以上の数のせいで、拮抗しているように見えるのでは?と思ってちょっと再計算。
上にあげた数字から平均を取ってみようと思いました。
(そのことによって、世代における絶対数による影響をなくせると思いました)

すると、「反対44%、賛成53%」となります。

日本人の平均寿命は、だいたい男性で80女性で86だそうですので、不謹慎な考え方ではありますが、あと10年もたつと、全体の総数からでもこの数字に近づいてゆくのでしょうね。
政治家には有権者の総数の多い年代に政策を合わせる傾向があるので、時間が経つと夫婦別姓の議論は、自然と収束してゆく気も。


ちなみに自分はと言うと、「互いの事情に出来得る限り合わせる」派。
相手が自分の姓に入ってくれるというのでしたらそれでよいですし、相手の姓にしたほうがよい場合はそうします。
(実際、前に結婚していた時も、相手の姓に変えました)

とはいえ、どちらかの姓に出来る事情の場合にはシンプルですが、両者が社会的に自立して仕事(事業主とか)をしている場合には、どちらかの姓にしなければならないというのは厄介かな。
(いろんな手続きがスゲー面倒…)

また男性ですと「長男とかだとそう言うのも難しい」という意見もありそうですが、自分とこの場合、20代半ばくらいに一家離散して実家と呼べるものはすでにありませんし、両親も離婚しているので、いちおう長男ですが、あまりしがらみがないというのも大きいかもです。
(弟がいますが、すでに相手の姓に変えてます)
母親が離婚した際、自分たちのことを考えて姓を戻さなかったので、次に結婚することがあったら、今の姓のままにしてあげなきゃなぁ…というのはありますけど。

その他の色々面倒くさいこともありそうですが、自分の場合ソーシャルワーカーをしていたこともあって、そうでない人よりも制度とかその実態について詳しいところがあるので、まあ、どうにか丸く収まるようにしちゃうと思います。(笑)


時論に乗っかった話題でした。