木曜日になりました。

日本の南の海上で発生した台風3号は大型で非常に強い勢力に発達し、先島諸島を直撃しています。

また、日本の各地をゲリラ豪雨やゲリラ雷雨が襲っていますが、今年はどのような夏になるのでしょうか。

さて、「パワハラ・おねだり」どころではすまない斎藤兵庫県知事ですが、「知事」には、他にもポンコツな人がいます。

①は『夕刊フジ』、②は『FLASH編集部』の記事です(どちらもかなり編集しています、すみません)。

①『疑惑・トラブル続く首長2人 長崎・大石知事と兵庫・斎藤知事を推した政党、真実の究明に全力〝製造物責任〟をとるべき
https://www.zakzak.co.jp/article/20240717-R5PY65EU4NL5BAI7ZI43O4OZPI/
 日本維新の会と自民党が推し当選した首長のトラブルが紛糾している。一人は長崎県の大石賢吾知事。もう一人が兵庫県の斎藤元彦知事だ。
 大石知事は2022年2月の知事選で541票という僅差で現職を下したが、選挙プランナーに支払った402万円の「オートコール」(自動音声応答通話)電話料金が公職選挙法違反(買収)だとして刑事告発された。
 一方、斎藤氏は21年7月の兵庫県知事選で初当選した。井戸敏三前知事の後継をめぐって自民党が分裂し、兵庫県進出を目指す大阪維新の会を巻き込む選挙戦に勝利した。斎藤氏は総務官僚当時、大阪府に出向して財政課長を担当しており、初の維新系知事として話題になった。
 斎藤氏は就任後、副知事ら一部側近による「密室政治」との批判を浴びた。「パワハラ」「おねだり」といった不適切な行動が指摘され、今年3月には当時の西播磨県民局長が実名告発に踏み切った。
 だが、この告発は内部通報制度に基づいて処理されず、知事側が指揮した内部調査は「パワハラはなかった」との判断を示した。元局長のパソコンは素早く押収され、停職の懲戒処分を受けた。
 県議会では百条委員会の開催が決まったが、斎藤氏の最側近の片山安孝副知事は、自身の進退と引き換えに百条委の不開催を自民党側にもちかけた。さらに、元局長に「えげつない圧力」がかけられたと指摘する関係者もいる。』

②『「訳わからん逆ギレ」吉村府知事「しないほうがよかったんですか?」兵庫県知事の“ワインおねだり”を逆質問で“擁護”も怒りの声
https://smart-flash.jp/sociopolitics/296469/1/1/
 7月19日、日本維新の会の共同代表の吉村洋文大阪府知事の“おねだり擁護”発言が話題を呼んでいる。
 公開された録音データによると、斎藤氏は町長に対し、特産ワインを「ぜひ飲んでみたい」と語っており、実際にワイン2本を受け取り、自宅で飲んだことを本人が認めている。
 斎藤氏は、日本維新の会の推薦を受けて当選している。維新のトップとして、吉村府知事は斎藤氏について「自分の言葉で発信、説明すべきだ」と語ったうえで、
「逆に報道機関のみなさんに聞きたい。これは知事の仕事の範囲を越えてるんですかね? しないほうが良かったんですかね?」
と記者に逆質問する形で“ワインおねだり”を擁護。
 さらに、ジョージア大使からジョージア産ワインを渡された際に、
「これをもらうとおねだりになるので止めておきますというのが正しかったのか」
と、自身の経験を語った。これにはX上で多くの批判の声があがった。
《自分のお金で飲めばいい》
《もう見飽きた。斎藤と仲良く辞めろ》
《何を訳わからん逆ギレしとんの、この無能》
 それでも擁護するのには理由がある。
「昨年の兵庫県議選で、維新は神戸市内の全9区をはじめ、21議席を獲得しています。大票田の神戸市議も15議席を占めていて、兵庫は大阪府に次ぐ維新の拠点です。斎藤知事がこのまま辞任すると、今後は後継候補は出しにくいでしょう。すでに旧民主党系市長が立候補の準備を進めているとされ、2期目の推薦は不透明ですが、今、辞められるのは困るんでしょう。今回の“無理やり擁護”は党利党略ですよ」(地元記者)
 火に“ワイン”を注ぐのはやめたほうが……。』

ほんとうに情けない「知事たち」ですが、選んだのは有権者です。

政権や政権に阿るマスメディアの「誘導」に惑わされることなく、私たちが、正しい判断を下して投票するしかありません。

前々回のメルマガで『FRaU編集部』の記事、

『1回目前編 中学受験をしないからこそ身に付く力がある…「戦略的高校受験」という新アプローチ』
https://gendai.media/articles/-/132546

を紹介しましたが、高校受験の一番の懸念事項「内申書」「内申点」に関連して、次のような記事がありました。

③は『婦人公論JP』、④は『AERA Kids Plus』、⑤は『東海テレビ』の記事です(③と④はかなり編集しています、すみません)。

③『ヒオカ「内申点が低いと高校受験で不利になる。私が不登校から高校に合格できたのは保健室登校のおかげ」
ヒオカの「貧しても鈍さない 貧しても利する」
https://fujinkoron.jp/articles/-/11789
 貧困家庭に生まれ、いじめや不登校を経験しながらも奨学金で高校、大学に進学、上京して書くという仕事についたヒオカさん。現在もアルバイトを続けながら、「無いものにされる痛みに想像力を」をモットーにライターとして活動をしている。ヒオカさんの父は定職に就くことも、人と関係を築くこともできなかったそうで、苦しんでいる姿を見るたび、胸が痛かったという。第64回は「内申がないと高校受験で不利になる」です。
■不登校の子があつまるその場所
 不登校の生徒にとって内申点が受験に響く現状は、とても大きな問題だ。私も中学校3年間不登校だった。1年生の4月にいじめに遭い、欠席が週1日、2日、3日…と増えて、GW明けにはもうほとんど通えなくなった。教室にはいって他の生徒と同じように学校生活を送ったのは、3年間でその1ヵ月だけだ。
 不登校になったのちは、家に引きこもる時期を経て、フリースクールのようなところに通うようになった。不登校の子があつまるその場所は、いじめもなく、みな優しく、“阻害された”経験で繋がりあうことができた。そこが安住の地となり、すっかり私はそこで卒業まで過ごすつもりでいた。
■そんなんじゃ内申に響くぞ
 不登校となった子たちの学力テストの点数は軒並み落ちていく。1年生の初っ端から不登校になり、勉強はすべて独学だったので、私も例にもれず点数は下がった。しかし、私の点数を見たフリースクールの責任者が、「ここにいたら点数が伸び悩む。進学校に行ける学力があるのだから、学校に戻りなさい」と言った。半ば強引に学校に送り出され、保健室登校となった。
 一部授業を受けたり、わからないところを先生に質問できるということもあってテストの点数は安定し、5教科で400点(8割)を切ることはなかった。その結果を受けて、高校受験に向けた面談で担任はこう言った。 「あなたの成績なら、X高行けるよ」。X高とは、市内、つまり通える範囲で一番の進学校だ。私のど田舎の地元で、難関大を目指すなら実質そこに行くしかない。しかし、私は当時大学なんて考えたこともなく、不登校で内申点が非常に低いであろう私がX高に行けるだなんて思ってもいなかった。
 言われるがままに受験したところ、合格した。学校に押し出してくれたフリースクールの責任者、X高に行くという可能性を示してくれた担任には、深く感謝をしている。
■私が不登校から学校生活に復帰できた理由
 だから、今でも不思議なのだ。私は教室に入っていないから通知表もほとんどついていなかった(部分的にでも教室で授業を受けた科目は、2とか3をつけてくれた)。部活動や委員会活動も、行事への参加も一切していない。内申点はほぼないに等しいだろう。なんでX高に受かったんだろう。なんで、担任はX高行けるって言ったんだろう。
 今となってはその理由はわからない。
 私が不登校から学校生活に復帰できたのは、学校側の配慮があったからだ。私が中学校で不登校だったことは高校の教師たちも知っていた。だから、こっそり呼び出され、クラス替えの時に、心の支えになる子をひとり同じクラスになるように配慮する、と言われた。そのおかげで1年のときにできた親友と2年、3年と同じクラスになった。
■友人に恵まれ人間不信を克服
 その後進学した大学では、友人に恵まれ、人間不信を克服することができた。中学の時に取りつかれていた社会の中で生きていくことへの恐怖からも解放された。自分の学びたいことを思い切り学べる学生生活は刺激に満ちていて、得難い経験ができた。
 それもこれも、内申点を理由に高校受験で落とされていたら、大学にも行けなかっただろうし、ずっと引きこもって人と関わることを諦めていたかもしれない。
 不登校の生徒は今後も増え続けるだろう。内申点がないと受験で大きく不利になる現状は、再考の余地があるのではないか。』

④『公立中学の内申点、親世代より「評定5」の割合が増加? 高校受験塾講師が教えるイマドキの内申点事情
https://dot.asahi.com/aerakids/articles/-/223069
 わが子が公立の中学校に進むとなったとき、気になるのが「内申点」です。高校受験には内申点が大きく影響しますが、Xで「東京高校受験主義」として受験情報を発信する高校受験塾講師・東田高志さんは、「親世代の頃とは基準や制度が大きく異なっている」と指摘します。イマドキの内申点事情について、『「中学受験」をするか迷ったら最初に知ってほしいこと』(Gakken)からお届けします。
■親世代よりも評定「5」の割合が倍増
 かつての内申点制度と現在のものは大きく異なります。2001年までの公立中学校は、相対評価で、「5」の割合が全体の7%、「4」が24%、「3」が38%、「2」が24%、「1」が7%と、評定が正規分布になるように、あらかじめ割合が厳格に定められていました。この評価方法は、学力レベルの高い中学校ほど「5」が取りづらいという問題点がありました。2002年以降、評価方法は大きく変わりました。生徒一人ひとりの到達度を重視する絶対評価へとシフトしたのです。これにより、各中学校は地域の学力の実情や生徒の努力に応じて、自由に評定をつけることが可能となりました。
 最も大きな変化は、評定が「2」や「1」の割合の低下です。相対評価時代は成績下位31%の生徒がこの評定に該当しました。現在は東京都の平均でわずか15%程度しか「2」や「1」の評定の生徒はいません。さらに、「4」や「5」の評定の割合は大きく上昇しています。特に評定「5」の割合は7%から約14%へと倍増しました。全体的に内申点の平均値が上がり、「オール4」や「オール5」をより多くの生徒が獲得しています。この状況を「内申インフレ」と呼んでいます。
■「内申インフレ」の功罪
 相対評価を受けた世代の評定のイメージは次のようなものです。
「5 → 優秀  4 → 少し優秀  3 → 普通  2 → 学力に不安あり」
 しかし、現在の評定のイメージは次のようになります。
「5 → 優秀~少し優秀 4 → 普通 3 → 学力に不安あり 2 → 学力にかなり不安あり」
 内申インフレの恩恵は、上位校を目指す受験生が受けています。高い評価を得る受験生が増加したことで、難関高校を目指す動機づけとなり、より高い目標を持つ受験生が増えました。難関高校を目指す受験生にとってはプラス要素になっています。しかし、この内申インフレは塾側にとって、必ずしも歓迎できるものではありません。学力下位層の生徒とその保護者が、危機感を抱きづらくなってしまったからです。現行の「オール3」は、学力的には平均を下回る状況です。ところが、保護者は相対評価時代のイメージがあるので、真ん中ぐらいの学力はあるだろうと錯覚してしまいます。中学3年生で模試を受けて、その現実を知り、慌てふためくことになります。
■「あの中学は内申が甘い!? 」内申格差の正体
 保護者が、「A中学は内申点が取りづらいらしい」「B中学は内申点が取りやすいと聞いた」と噂することがありますが、のほとんどが的外れであることがわかります。
 実際に学校によって「内申格差」はあるようです。文京区立のある中学校と、都内のある市立中学校の評定の分布を比べると、文京区は都内でもトップクラスの高学力エリアで区立中学校全体の評定「5」と「4」の割合は48%にのぼります。つまり、ほぼ2人に1人の評定が「4」以上であるということです。文京区立中学校に、評定が甘い先生が集まっているのではありません。学力の高い生徒が多いから、評定が高くなるのです。とはいえ、評定平均の高い中学校は、内申点が取りやすいわけではありません。学力の高い生徒が集中するエリアだということです。
■半分以上が評定「5」「4」を獲得する理由
 東京都内の全公立中学校の中で、英語の評定「5」の割合が最も高いある中学校があります。この学校の英語「5」の割合は34.4%。つまり、3人に1人以上が最高評価を受けているのです。これは東京都平均の2倍以上の数字になります。実はこの中学には、帰国生の生徒が多かったという事情がありました。英語の評定が高くなるのは自然なことなのです。現在の絶対評価の制度では、このようなことが起こるのです。
 都内で最も評定の平均値が高い中学校があります。この中学の評定「5」「4」の割合は57.4%で、一見、データ上では「都内で最も内申点が取りやすい中学校」ということになりますが、この学校の学区は大型のファミリーマンションや、整然とした新興住宅街が広がるエリアで、学区の推定世帯年収が特に高いというデータもあり、教育に高い関心のある家庭が集まりやすいエリアです。中学受験率は高くなく、難関都立高校に行くルートが確立しています。学力の高いエリアの公立中は、高い内申点が振り分けられている、これが絶対評価下の評定分布の真実なのです。』

⑤『2025年度高校入試の内申書から「欠席数」記載欄を廃止 不登校の生徒が不利にならないよう 岐阜県教育委員会
https://www.fnn.jp/articles/-/719124
 岐阜県教育委員会が、不登校の生徒が不利にならないよう、2025年度の高校入試の内申書から欠席日数を記載する欄を廃止することが分かりました。
 教育委員会によりますと、2025年度の岐阜県内の公立高校の入試から、各高校に提出する内申書の中の欠席日数や理由を記載する欄を廃止します。
 岐阜県の小中学校では、不登校の児童・生徒が7年連続で増加していて、体調不良でも無理をして登校する必要をなくしたり、ヤングケアラーなどの事情で欠席せざるを得ない生徒が不利にならないようにしたりする狙いがあるということです。』

上記③~⑤の記事を読むと、「内申書」「内申点」への考え方が変わって、高校受験へシフトする家庭が増えるかもしれません。

とはいえ、子育ての方針転換は難しいものです。

みなさんも、子どもの「学習環境」「学校制度」などの変化には敏感になってください。

最後に、次の『プレジデントオンライン』の記事(こちらもかなり編集しています、すみません)を紹介します。

『これで勉強せずにダラダラする子供にキレなくて済む…中学受験する子の親が夏休み前に用意したい"神ツール" 夏期講習期間、子供の頭が「大混乱」に陥ってしまうワケ
https://president.jp/articles/-/83873
 小学校の夏休みがスタートしたと同時に、中学受験生は塾での夏期講習が始まる。せっかくの40日間の学びを効率的なものにするために、親にできることとは。プロ家庭教師の西村則康さんいわく「前日に子供と約束した勉強内容ができていなくても、親は怒らないこと。怒ると子供はやったふりできたふりをするようになる。忙しい親の役割は勉強を教えることではなく他にある」という――。
本稿は、『プレジデントFamily2024夏号』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
■なぜ、夏期講習が重要なのか?
 そもそも、夏期講習の役割とは? なぜ行く必要があるのか。学年別に説明します。
【小学4・5年生】学ぶことが急増する一カ月!
 一昔前までは、小4・小5の夏期講習は復習中心でした。ところが今は、日能研をのぞき、ほとんどの塾では新単元を夏期講習期間で習います。夏期講習に参加しないと、その後の授業についていけないカリキュラムとなっているわけです。
 例えば小5であれば、夏期講習で「比」を使う計算問題や図形問題がはじまります。これは、入試問題にも必ず出てくる重要な単元です。この「比」を理解するには、これまでに習った「分数計算」や「割合の考え方」を理解しておくことが必要不可欠です。
 また小4は、以前と比べてカリキュラムが半年ほど早くなっています。夏期講習までに「小数」「分数」は理解している前提で、夏には「異分母分数の足し算・引き算」、「分数同士のかけ割り算」まで習います。小4の夏で、受験に必要な計算単元をすべて終えるスケジュールとなっているのです。
 小4、5共に、難易度の上がった新しい単元が入ってくる夏期講習は、頭が大混乱に陥りやすい期間ともいえるでしょう。
【小学6年生】アウトプットのシャワーで、一問一問に食らいつく練習を
 半年後に受験を控える6年生にとって、夏期講習は「アウトプット」の練習期。夏期講習後は、これまで蓄積してきた知識を、実際にテストの得点につなげていく必要があります。その練習をするのが、ひたすらに演習問題を解く夏期講習の一カ月というわけです。これまでのように、授業で習ったことは復習で理解すればいいや……というのんびりとした姿勢はNG。出された問題の一問一問に「今、この場で絶対に正解する!」という姿勢で取り組みましょう。受験当日と同じ心意気で挑むことで、スムーズに、本番への第一歩を踏み出すことができるのです。
■学年別! 後伸びにつながる「勉強スケジュール」の立て方
(ポイント1)親子でつくろう
(ポイント2)目標を決めよう!
(ポイント3)毎日30分の会話を!
(以下省略)』

興味のある方は、ぜひ引用元のサイトを訪れて全文を読んでくださいね。

夏休みの学習のヒントになると思います。

今回のメルマガは記事の紹介ばかりになりましたが、みなさんのお返事を待って、次回のメルマガで考えてみたいと思います。