6月最初の木曜日になりました。

6月3日(月)の早朝に、能登地方で最大震度5強を観測する地震が起こり、元日に被災した家屋の倒壊もあったようです。

被災家屋の解体・撤去も進まないままの被災地を、5か月過ってまた大きな地震が襲ったのです。

一方、国会では、自公(維)による政治資金規正法の「ポンコツ改正案」が通ろうとしています。

彼らは、「誰のために、何をするために、政治家になったのか」、ほんとうに情けない人たちです。

「地元の事務所や秘書を維持するだけでも多額の政治資金が必要だ」

などと、勝手な都合を主張するのを聞いていると、「国会」議員に「地元」は要らないのではないか、「国会」議員の地元は「国全体」ではないかと呆れるばかりです。

いっそのこと、国会議員の選挙区選挙(小選挙区選挙)は廃止して、比例代表選挙に一本化するのはどうでしょう。

そうすれば、「地元=47都道府県」ですから、「地元の事務所や秘書」はもはや意味を持ちません。

立候補者は、選挙運動として「地元を回る」必要もなく、フルオープン・時間無制限(?)の立候補者討論会に連日出席して、自分の考えを堂々と主張するのです。

原稿を読むばかりで、自分の言葉で「建設的な討論・議論」ができないような人間は、政治家に値しません。

「似非政治家」には、サッサと退場してもらいましょう!。

また、新型コロナに関する記事(『女性自身』編集部、編集しています、すみません)もありました。

『5類移行から1年も…今も続く「コロナ感染死」3カ月で1万3千人超が死亡
https://jisin.jp/domestic/2327341/
 ボーカルダンスグループ・MAXのMINA(46)が、母の日の5月12日、自身のInstagramを更新。母の写真とカーネーションの画像をアップし、《私ごとですが、先日母が天国へと旅立ちました》と、3カ月近く前に母が新型コロナウイルス感染症で他界したことを明かした。
 今年2月に父から、〈お母さんがコロナで、救急車で運ばれて入院することになった〉と連絡を受け、その数時間後には、《今日一日持たないかもしれない》と告げられたという。
 MINAの願いも届かず、罹患から約20日後に母は帰らぬ人に。
《今まで大病一つしてこなかった母。まさかの状況に心は全くついていけなかったです》と、今でも悔しさがぬぐえないでいるという。
 2類感染症相当だった新型コロナが、季節性インフルエンザと同等の5類感染症に移行してから5月8日で1年が過ぎた。すっかり終束したかのようになっているコロナだが、実情は異なる。
■死亡者数は第7波に次ぐ3番目の多さ
 厚生労働省が発表している人口動態調査や死亡診断書によると、“コロナ関連の死亡者数”は、今年1~2月だけで、すでに約1万人超。昨年12月から今年2月の“第10波”による死亡者数は、合計約1万3千人。最多の死者(約2万6千人)を出した第8波(2022年11月~2023年1月)、2番目(約1万6千人)の第7波(2022年7~9月)に次ぐ多さとなっている。
 重症化率でも、新型コロナは2.49%、季節性インフルエンザは0.79%(いずれも60歳以上、厚労省調べ)と3倍以上の差がある。
 現在、感染者が増加中の沖縄県で、コロナの外来治療にあたる曙クリニック(那覇市)院長の玉井修さんは、こう警鐘を鳴らす。
「当院でも連休明けから、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患がある方、妊婦さんなどの感染者が増えています。〈大病一つしたことがない〉元気な方でも、急変する可能性があるのがコロナの怖さ。とくに高齢者や基礎疾患のある重症化リスクの高い方は、感染しない、させないように十分注意してほしい」
 コロナ患者が増えているのは、沖縄県だけではない。首都圏でコロナ患者の入院も受け入れている公平病院(埼玉県戸田市)院長の公平誠さんも、次のように続ける。
「当院でも、4月下旬まではコロナ患者が減っていましたが、5月13日時点では前週より2.7倍増加。今後、さらに増える可能性もあるので注意が必要です」
 感染のピークから数カ月あとには、死亡者数増の波が来ることも予想される。前出の玉井さんが言うように、高齢者の場合、日ごろは元気でも過信は禁物だ。
 このように、いまだコロナで死亡する人が減らないのはなぜか。前出の玉井さんは、こう分析する。
「現在でも、『発熱患者はお断り』という医療機関があるので、初動が遅れた結果、重症化してしまう方が出てくるのではないでしょうか」
■自己負担額の増加で治療薬を断る人も
 5類に移行する際、厚労省は「最大で約6万4千の外来医療機関でコロナ患者を診る体制を目指す」としてきたが、今年3月27日時点でコロナ患者に対応している外来医療機関は約5万施設止まり。しかも、厚労省は今年3月末で公表を打ち切ったため、その後の増減は不明だ。
 さらに、「コロナ治療薬などの自己負担が増えたことも拍車をかけている」と玉井さん。
 政府は、5類移行後も続けてきたコロナ治療薬などの公費負担を今年3月に終了。ラゲブリオやゾコーバといった重症化リスクが高い人に処方される治療薬の自己負担額は、3割負担の場合で約1万5千~3万円にも上る。
「ラゲブリオだと1割負担でも1万円弱ですから、年金暮らしの高齢者の場合『それならいらない』と断る方もおられます。当院では断られても、リスクの高い方には、ご家族も呼んで説明し、できる限り服用を勧めています」(玉井さん)
「5類移行後は、熱があっても検査を受ける人は減りましたし、そもそも行動制限がありません。その結果、コロナに罹患していることを知らずに出勤や外出する方もいて、そこからリスクの高い方に感染を広げているのではないでしょうか」(公平さん)
 では、リスクの高い方を守るためには、どんな対策が必要なのか。
「季節性インフルエンザの場合、感染者が増えてくると注意報や警報が出ますが、コロナはありません。せめてインフルエンザ並みの基準を作らないと、尊い命が失われ続けるでしょう」(玉井さん)
 せめて感染者数の発表や、罹患者が医療にアクセスしやすい体制を整えるべきだろう。加えて、私たちが「感染しない、させない」ためには、従来どおり、公共の場所でのマスク着用や、体調が悪いときは外出を控えるといった基本的な対策も必要だ。』

かなり長い引用になりましたが、いかがでしょうか。

「年寄りが心配しすぎだよ」ですめばいいのですが。

さて、今回は、次の『プレジデントオンライン』の記事(こちらも編集しています、すみません)を紹介します。

『ゲームやYouTubeを取り上げてはいけない…「頭のいい子」を育てるために親が子に繰り返すべきフレーズ 「本を読みなさい」とうるさく言うのは逆効果
https://president.jp/articles/-/81777
 「頭のいい子」を育てるには、どうすればいいのか。小児科医の成田奈緒子さんは「読書や勉強させればいいわけではない。子供の自由な発想を否定せず、親が受け入れることが重要だ」という――。
※本稿は、成田奈緒子『子育てを変えれば脳が変わる こうすれば脳は健康に発達する』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
■「読み聞かせ」や「読書」に対する誤解
「国語能力を高めたいなら、本を読ませるのが一番だろう」
 このように考える方は多いでしょう。確かに、本は子供の言語能力を発達させます。小さいときからぜひ、たくさんの本に触れさせたいものです。
 ただし、その方法を誤らないように注意してください。「本を読みなさい」とうるさく言うのは逆効果です。義務だと思ったとたん、子供は読書を苦行だと誤解し、本を敬遠するでしょう。本に触れさせたいなら、親自身が読書を楽しみ、家のなかに自然に本がある環境をつくるのがベターです。
 もう一つ、読書にまつわる「誤解」があります。読書は「ただ読む」だけではなく、書かれたことについて思考を巡らせることに意義があります。子供の思考を促す言葉がけを工夫しましょう。
 読書中、文字を追っている間は働かない前頭葉も、ふと本から目を上げて反芻したり、本を閉じた後に内容を振り返って考えをまとめようとするときには急激に活性化します。ですからこの場面でも、親が子供の思考を「引き出す」働きかけが有効です。その具体的な方法をお話しします。
■子供の言葉を引き出す働きかけ
 前頭葉を育てるには、「考えさせる」ことと、その考えを言葉にして「外に出させる」ことが不可欠です。子供の言葉を引き出すことは、親にできる最大のサポートですが、本当に子供自身の言葉をひき出せているかどうかには疑問符がつきます。
 教育熱心な親御さんは、「お勉強的」な問いかけはされていますが、親のなかの「学んでほしい」「賢く育ってほしい」という願望が強すぎると、子供に「いい答えを出さなくては」という、無言のプレッシャーを与えてしまいます。
 実際、期待に沿わない答えだったときに、それを正そうとする親御さんもいます。それでは前頭葉は育ちません。大事なのは、子供の「自由な発想を促すこと」「否定しないこと」です。
■否定されない安心感が大事
 子供の反応に「違うでしょ」と言ってはいけません。間違ってもいいから、とにかく言葉を出させること。特に乳幼児の場合は、それが鉄則です。正解か否かは重要ではありません。言葉を出そうとするときに前頭葉が著しく活性化することに意味があるのです。
 誤りを正さず、かといって「素晴らしいわね」などと褒めそやす必要もなく、ただ「それが君の発想なんだね」と受け止めましょう。否定されない安心感のある場で、思いつきをどこまでも言葉にしながら、子供のこころの脳はぐんぐん育っていきます。
■家の中は、好きにものを言える場所に
 子供たちの間にはしばしば、「さあ、面白いことを言ってくれよ」「どうしよう、面白いことを言わなくちゃ」といった、無言の圧力が働いています。同年代の子が集まる場で、面白く楽しい子であることを求められるのは、ある程度仕方のないことです。
 しかし、家の中でまでそれを求められるのは非常に窮屈ですから、家の中は何を言っても良い場にしましょう。好きなことを言っていいし、つまらないことも無意味なことも言っていい、という「自由と安心」の場です。大人から見て中身がないと思える言葉も、思う存分、出させてあげましょう。
■家で「発想を広げ」学校や社会で「調整する」
 これは前頭葉の発達の観点からも、理にかなっています。家という完全な安全地帯で、いったん自由に、すべて出す。その後、学校などの外の社会では、ある程度の制限が課される。その認識のもと、「これは言わないでおこう」「これは言おう」と判断していく。
 このように、まず大きく広げてから調整していくのが、適切な発達プロセスです。最初に大きく広げる段階から制限をかけてしまうと、出てくるはずの発想も出てこなくなります。もしくは、四六時中制限をかけられることでストレスが溜まり、外で「言葉を選べない」――誰かに悪意を向けたり、意地悪をしたりする子になる危険もあります。
 子供の思いやりを育てるためにも、まずは家庭内の発言の安全と自由を保証することが大事です。
■動画で勉強すると語彙が育たない
 学んだ知識は、最終的には言語化して「外に出す」ことでこそ生かされるものです。この点、動画は文字情報に比べると分が悪いのです。
 動画で学んだ内容を人に口頭で教えるのと、本で読んだ内容を教えるのと、どちらがたやすいか想像してみてください。当然、本という文字媒体で入れた情報のほうがスムーズでしょう。動画で見た視覚情報を正確に文字情報だけで伝えるのは至難の業です。
 「こんなでっかいのがバーンと出てきて、次にドーンってなって」、というような説明になってしまいがちです。相手に伝わるように説明できる語彙がないため、そこを擬音で埋めているのです。
 映像を言語に変換できる語彙を持たないと、相手に伝わるアウトプットはできません。これらの語彙は、映像やSNSの短文を流し見しているだけでは培われません。本を読んだり、大人と会話を交わすことで、多くの言葉を知ることが必要です。
 「おりこうさんの脳」でインプットを積む過程では、映像だけに偏らず、文字に触れる機会を多く持つことを意識したいところです。
■映像を言葉で説明させてみる
 さて、今の話は逆手に取ると「前頭葉を鍛えるチャンス」にもなりえます。「映像を言語化するのは難しい」ということは、それをあえて言語化しようと努力するとき、前頭葉を思い切り働かせることになるからです。
 実際、子供たちを対象としたある実験で、簡単なゲームをさせた後に「どんなゲームだったの?」と口頭による説明を求めると、言葉を出そうとしている子供たちの前頭葉が、非常に活性化することが判明しました。
 これは、一定程度の語彙が備わっていないと難しいかもしれないので、はじめは「絵にして説明させてみる」ことからはじめてもいいかもしれません。家庭内でも折に触れ、子供に「教えて」と聞いてみてはいかがでしょうか。
■アニメやゲームの内容を聞く
 動画もドラマやアニメも格好の材料です。「昨日のあれ、どんなお話だった?」「見逃しちゃったから教えて」と問いかけて説明してもらいましょう。ストーリー性のあるものは「あらすじ」を話すことになるので、大事なポイントを押さえつつ要旨を伝える「要約力」も鍛えられます。
 もちろん、小さい間はうまくできなくて当たり前。正解を強いずに、前頭葉を働かせている様子を見守りつつ楽しみましょう。
 日ごろ子供がいそいそと楽しんでいるゲームの説明をしてもらうのも、大いにおすすめです。
 関心のあることについて語らせてもらえるとなると、子供は俄然乗り気になります。「○○っていうキャラがいてね」「それが冒険に出てね」と一生懸命話そうとしてくれます。大人からすると稚拙ちせつな説明に聞こえるかもしれませんが、それもまたよし。子供自身は、何度も繰り返しやっているゲームだけに「話しやすい」感覚を持てているはずです。
 ゲームをプレイするだけでは全く働かない前頭葉も、それを誰かに伝えようとすると一転、フル活動を始めるのです。このチャンスを生かさない手はありません。
■「正論」は前頭葉の成長を妨げる
 言葉を引き出す際、間違っても否定せずに受け入れるべし、という話に意外な印象を持たれた方も多いでしょう。たいていの親御さんは、こうした場面でしょっちゅう否定をしてしまいます。主目的を「引き出す」ではなく、「正答を伝える」に置いているせいです。こころの脳が成長すれば、いずれ子供が自分で見つけ出せるようになります。親はそれを信じること、つまりは子供を信頼することが大事です。
 日ごろの行動に関しても同じです。子供に「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」と言うのは、子供が「いずれ自発的に勉強するようになる」と信じていないからです。これを続けていると、困ったことに「いずれ」が遠ざかります。
 この手の正論が、前頭葉を鍛える機会を奪うことになるからです。
■信頼して待つことが大事
 「勉強はしておいたほうがいいよ、あとあと役に立つよ」といった優しい言い方でも同じです。正論を言われると、子供は自分で考えなくなるのです。
 「はーい、ママ」と従順に勉強する子もいれば、「うざいなあ」と不貞腐れてますますゴロゴロする子もいるでしょうが、いずれも親の言葉に反射的に対応しているだけで、「今、勉強しなければどうなるだろう?」と、自らの思考を働かせることにはなっていません。
 その結果、前頭葉の発達が妨げられて「言われないと勉強しない」「言っても勉強しない」というフェーズがいつまでも続いてしまうのです。
 言いたくなってもぐっとこらえて、子供に考えさせましょう。そうしてこころの脳を鍛えていくと、あるときから子供の行動が変わります。
 こころの脳がきちんと備わった子は、「漫画を読みたいな、ゲームしたいな、でも明日はテストだから今から勉強しないと」という風に、自制心や思考力を使って行動に移せるようになるのです。そのときをじっくり待つのも、親に必要な「自制心」かもしれませんね。』

こちらも引用がかなり長くなってしまいましたが、いかがでしょうか。

またまたタイトルの「ゲームやYouTubeを取り上げてはいけない」に惹かれて本文を読んでみたのですが、「闇雲に、ゲームやYouTubeを取り上げてもダメですよ」という至極まっとうな意見でした。

みなさんからのお返事を待って、次回のメルマガで、以下のようなポイントに関して考えてみたいと思います。

①「本を読みなさい」とうるさく言うのは逆効果です。義務だと思ったとたん、子供は読書を苦行だと誤解し、本を敬遠するでしょう。本に触れさせたいなら、親自身が読書を楽しみ、家のなかに自然に本がある環境をつくるのがベターです。

②読書は「ただ読む」だけではなく、書かれたことについて思考を巡らせることに意義があります。子供の思考を促す言葉がけを工夫しましょう。
③前頭葉を育てるには、「考えさせる」ことと、その考えを言葉にして「外に出させる」ことが不可欠です。子供の言葉を引き出すことは、親にできる最大のサポートです。

④間違ってもいいから、とにかく言葉を出させること。特に乳幼児の場合は、それが鉄則です。正解か否かは重要ではありません。
⑤誤りを正さず、かといって「素晴らしいわね」などと褒めそやす必要もなく、ただ「それが君の発想なんだね」と受け止めましょう。否定されない安心感のある場で、思いつきをどこまでも言葉にしながら、子供のこころの脳はぐんぐん育っていきます。

⑥動画で学んだ内容を人に口頭で教えるのと、本で読んだ内容を教えるのと、どちらがたやすいか想像してみてください。当然、本という文字媒体で入れた情報のほうがスムーズでしょう。動画で見た視覚情報を正確に文字情報だけで伝えるのは至難の業です。
⑦映像を言語に変換できる語彙を持たないと、相手に伝わるアウトプットはできません。これらの語彙は、映像やSNSの短文を流し見しているだけでは培われません。本を読んだり、大人と会話を交わすことで、多くの言葉を知ることが必要です。

⑧一定程度の語彙が備わっていないと難しいかもしれないので、はじめは「絵にして説明させてみる」ことからはじめてもいいかもしれません。家庭内でも折に触れ、子供に「教えて」と聞いてみてはいかがでしょうか。

⑨子供に「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」と言うのは、子供が「いずれ自発的に勉強するようになる」と信じていないからです。これを続けていると、困ったことに「いずれ」が遠ざかります。

⑩「勉強はしておいたほうがいいよ、あとあと役に立つよ」といった優しい言い方でも同じです。正論を言われると、子供は自分で考えなくなるのです。親の言葉に反射的に対応するだけで、「今、勉強しなければどうなるだろう?」と、自らの思考を働かせることにはなっていません。

⑪言いたくなってもぐっとこらえて、子供に考えさせましょう。そうしてこころの脳を鍛えていくと、自制心や思考力を使って行動に移せるようになるのです。そのときをじっくり待つのも、親に必要な「自制心」かもしれませんね。