7月最初の木曜日になりました。

今年の関西の梅雨明けがいつになるのかまだわかりませんが、「今や、9月も真夏だと思った方がいい」と指摘する気象予報士さんもいました。

真夏のような暑い日が続いたかと思うと大雨が心配になる日もあり、これで台風でも発生したらどうなるのでしょうか。

沖縄の医療逼迫が心配ですが、今年の夏も、新型コロナの全国的な波が来るのでしょうか。

さて、暑い夏となれば「怪談話」や「ホラー映画」で少しでも涼しくという人もいるかもしれませんね(ちょっと強引!)。

ということで、誠に勝手ながら、最近読んだ怖い本を一冊紹介します。

『残穢(ざんえ)』小野不由美 新潮文庫(平成27年初版)

です。

これまで多くの「怖い本」を読んできましたが、この本の気味悪さはトップクラスだと思います。

ネタバレになりますからこれ以上は書きませんが、興味のある方は、覚悟の上で読んでみてください。

また、この本を原作とした

『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』松竹映画

というホラー映画もあります。

主演は、今は亡き竹内結子さんで、今ならアマゾンプライムビデオでも視聴できます。

こちらも、興味のある方は、覚悟の上で視聴してくださいね。

以前、怖い話が好きな(あるいは実際に怖い経験をしたことがある)お母さん方とじっくりお話したことがあります。

私自身の経験もいくつかお話したのですが、たいへん楽しい(恐ろしい?)時間でした。

新型コロナが収束したら、またs、あのような楽しい時間も持てるのでしょうが、、、。

大阪府の高校授業料無償化に関してもいろいろ話題になっていますが、少し前の『FNNプライムオンライン』の記事を読んでみてください。

『名門・灘高前校長も「不公平」と非難 大阪府の高校授業料“完全無償化”に私学反発 そのワケは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0082ccfc69b3938653afdabc60cb852eb162830
 6月19日に開かれた、近畿地方2府4県の私立高校で作る連合会の会議。
 その中で、関係者が「大阪府のやり方について極めて憤りを感じている」と怒りをにじませたのは、2023年4月の大阪府知事選で、吉村知事が少子化対策の一環として公約に掲げていた、所得制限なしの高校授業料の「完全無償化」についてです。

興国高校 草島葉子校長:
 近畿では一丸となってこれ(授業料完全無償化)には賛成できない。反対であるという姿勢を持っています。

 5月に発表された素案に、兵庫県の名門・灘高校を始め、近畿地方の名だたる私立高校が加盟している「私学連合会」が猛反発する形になりました。
 現在の制度では、私立高校の年間授業料が60万円未満の場合、世帯年収に応じて一定額を各家庭が負担し、残りを国と大阪府が負担しています。
 60万円を超える分については、年収800万円未満の世帯については学校側が負担。
 世帯年収が800万円を超える場合は、各家庭の負担となっています。
 ところが、新たな制度では所得制限を撤廃。60万円未満の授業料については、すべて国と大阪府が負担し、60万円を超える授業料については、全額学校側が負担することになるのです。
 私立高校側は、授業料が60万円を超える学校も少なくないため、教員を減らすなどのコスト削減の結果、教育の質の低下を招くことになるのではと懸念しています。
 さらに、新制度案の対象は、大阪府内に住む高校生となっていますが、仮にこの生徒が府外の学校に通う場合でも、その高校の負担が増える可能性があります。
 その一方で、近隣他県に住んでおり、大阪府の私立高校に通う生徒は、完全無償化の恩恵を受けることはできません。
 兵庫県の灘高校の前校長もこの点に言及。

灘高校 和田孫博 前校長:
 兵庫県の生徒にも同じ条件が整わないわけですから、(兵庫)県内の生徒がまあ、ある意味で“不公平で不利”というようなことは、認められないかなという風に思っております。

■私立高校特有の教育環境が“縮小” 負担増の可能性も
 大阪府内にある興国高等学校の草島葉子校長は、「めざまし8」の取材にこう話します。

 興国高校 草島葉子校長:
 (新しい制度に参加して)推進校の中に残って、お金をちょうだいしようとすると、やっぱり入学金とか施設設備費を取らなきゃならなくなるんですね。入学の時のお金がすごい跳ね上がっちゃうんですよね。所得の低い層にとっては、入り口でお金が増えてしまって、かえって高くなってしまうんです。

 授業料が無償になっても、その分入学金などを値上げせざるをえない可能性があるというのです。
 学校教育に詳しい日本大学の末冨芳教授は、「私立特有の手厚い教育環境を縮小せざるをえない状況になる」と指摘。それによって、例えば、語学に特化した教員を減らしたり、海外プログラムなどが廃止になるなどの影響が出てくる可能性も。
 大阪私学連よると、授業料無償化制度に参加した場合、年間最大8000万円の負担増になる高校も出てくるといいます。
 大阪府は、「私学に関しては、“無償化制度”への参加は自由」だといいますが、参加しなかった場合、私学側は府からの支援金を受け取ることができず、授業料を上げて、生徒の負担が増加する可能性があると言います。

日本大学 末冨芳教授:
 今までの無償化、あるいは完全無償化を前提に、この私立高校に行きたいんだと頑張る気持ちを持っていた生徒さんたちにとっては、機会が閉ざされてしまいます。同時に無償の学校と、有料の学校に分かれてしまうと、本当は別の学校に行きたかったんだけど、無償なので無償の学校に行くと、不本意な進学の問題も生まれてきてしまうという懸念があります。
(以下省略)』

教育は、そもそも細かな配慮が必要な問題であり、授業料など「お金」だけで割り切れるものではありません。

それを、わかったような顔をして「選挙の目玉」としてぶち上げた結果、当然の如く、教育現場から厳しい指摘を受けているわけですね。

大阪府市に、「教育行政のプロ」はいないのでしょうか。

あるいは、大阪府市には、「裸の王様」しかいないのかもしれません。

最後に、次の『読売新聞オンライン』の記事を読んでみてください。

『旅行理由に欠席、皆勤賞の廃止…「学校休むことは悪」意識に変化
https://www.yomiuri.co.jp/otekomachi/20230609-OYT8T50073/
 ともにシフト制勤務で、土日・祝日に休みが取りづらい仕事に就いている兄夫婦が、学校を休ませて子どもと家族旅行を計画中。でも、旅行を理由に学校を休ませていいのだろうか――。波立つ胸の内を妹は、読売新聞の掲示板サイト「発言小町」に寄せました。一方、この女性の思いとは別に、昨今は欠席しなかった児童・生徒を表彰する「皆勤賞」を廃止する動きなどもあり、「学校を休むことは悪」という意識は薄れつつあります。
 投稿したのは、独身の「moya」さんです。小学校低学年の子どもを持つ兄夫婦が、平日に学校を休ませて旅行へ出かける計画を立てているそう。トピ主さんも旅行に誘われたのですが、学校を休ませることへの抵抗感をぬぐえず、返事に困っています。「子どもが『学校は気軽に休んでいいもの』と思わないかな」「平日休んで子どもが教室で浮いたりしないのかな」……。気がかりで仕方のないトピ主さんは、「叔母としては見守るしかないですよね?」と自らに言い聞かせるようにして、発言小町で尋ねました。
■「家族との思い出のほうが大切」
 このトピには60件を超える反響が集まりました。旅行を理由に子どもを休ませることについて、 諸手を挙げて賛成という意見は、さすがに多くはありません。ただ、寄せられたコメントのほとんどが、「時代は変わりましたよ」「旅行で休む子も最近は珍しくない」「家族との思い出のほうが大切」といった内容で、「学校を休むのは悪いこと」という風潮を時代錯誤と捉えています。
 「学校を休ませて旅行。いいことではないのでしょうね」と書き込んだ「KM」さんは、戸惑うトピ主さんの気持ちに寄り添いつつ、「でも年に何回も、何日もというのでなければ、あとは家族の問題だと思います。お子さんにしてもご両親の仕事の関係でどこにも行けないっていうのはかわいそうです。それで家族の関係が良いのであれば今は静観しましょう」となだめます。
 「旅行だの遊びのために学校を休ませるなんてとんでもない!と思います」と受け付けない姿勢を見せた「りんごちゃん」さんは、学校を休ませることに肯定的な意見が多いことにビックリしたとも書いています。そして、「そう思わない人に言っても無理なので、人のことはほっとくしかない」と、自らの考えを貫きます。
■「皆勤賞」って何の意味があるんだ?
 子どもに学校を休ませることの是非を問うたこのトピを巡って、「皆勤賞」について考えるコメントも寄せられました。
 「昔は確かに学校にも皆勤賞があって、我が子もそれを目指して私用で休むことは考えませんでしたね」と懐かしそうにつづったのは「スモークチーズ」さん。「それが今は、それに縛られないとのこと。でもそうやって子供の学校の環境も変化したと言うのなら、逆に親も仕事が休めないというのも間尺に合いません」と指摘しました。
 「今になってみれば『皆勤賞』って何の意味があるんだ?という感じ」と切り出したのは「はなお」さん。「もちろん毎日通うことは大事だけど」と欠席しない努力を評価した上で、休みに対する意識がこれまでと同じではないと感じています。「トピ主の考えには同意しつつも、時代が変わったので休ませることもアリだと思っています」としています。
 学校を休ませることに積極的なコメントを寄せたのは「りり」さん。「子供の頃に休んで家族で旅行に行ったことは一生の思い出です」と体験談をつづりました。「学校休んで何が悪いのかわかりません。大人だって、旅行行くのに有休取って仕事を休んでいくじゃないですか。子供は平日に休んだらだめ……?理解できないです」と釈然とせず、学校にも年間10日程度の「休んでもいい日」を設けることを提案しました。
■1年間に3日「学校を休んでもいい日」
 「りり」さんの提案した“学校版・年次有給休暇”のような「休んでもいい日」を、実は、愛知県が2023年度から公立学校で導入しています。愛知県教育委員会によると、公立学校に通う児童・生徒が、保護者らとともに校外で体験や探究の活動を行う日を「ラーケーションの日(校外学習の日)」として、年3日まで登校しなくても欠席扱いになりません。2023年度の2学期から、各校で順次始まります。
 学校を休まなかった児童・生徒を表彰する「皆勤賞」についても、新型コロナの影響もあって廃止の動きが加速しています。
 「2年間ずっと休まなかったんだから、多少熱があっても『がんばったら』と言って背中を押していました」。東京都国立市に住む母親(43)は、私立中学3年の娘が休まずに通学する様子を誇らしく思っていたといいます。ところが、学校は、コロナ禍など社会の実情にそぐわなくなったとして、2023年度から皆勤賞を取りやめることに。「体調が悪いのに無理して登校する必要はありません」という通知の言葉に、母親は自らの考えを反省したそうです。
 コロナ禍を機に、保護者らから皆勤賞の見直しを求める意見や要望が、県や市町村に寄せられています。愛知県幸田町教育委員会は2022年度、町内の小中学校で皆勤賞を廃止しました。皆勤賞はほとんどが学校表彰という位置づけのため、各学校が廃止か存続かを判断することが多いようです。東京都調布市や横浜市などでは、学校が廃止を決めたケースが相次いでいます。
■旅行を理由に学校休む…賛成が65%
 家族旅行を理由に子どもを休ませることについて、アリかナシか? 大手小町編集部がツイッターで行ったアンケートでは、アリが65%、ナシが35%で賛成派が上回る結果となりました。ただ、3人に1人はなおも否定的で、「旅行で学校を休むなんてけしからん」と考えているわけです。
 発言小町には、「くにたちし」さんが、こんな書き込みをしています。
 「私には子どもがいませんので、自分が子どもの頃の常識だけで年を取った感じです。いや、時代は本当に変化しているのですね」。子供が夜遅い時間に居酒屋にいたり、次の日学校なのに夜更かししたり、学校を休んで家族旅行をしたり……。「そうなのか、ケースによっては許されるんだ」と驚きを隠せませんが、価値観や意識の変化を受け入れ、「家族そろっての行事はとても大切ですね」と締めくくりました。』

引用がかなり長くなりましたが、みなさんはどうお考えでしょうか。

■「皆勤賞」って何の意味があるんだ?

私が子どものころには、「今年も皆勤賞を狙っている」「せめて精勤賞はほしい」という希望を口にする友達がいましたし、小学校の6年間すべて「皆勤賞」だった児童もいました。

因みに「精勤賞」は、皆勤とまではいかなくても、欠席日数が年間3日程度のものだったと記憶していますが、私は、「皆勤賞」にも「精勤賞」にもずっと疑問でした。

体調が悪い場合に、「皆勤賞」のために無理して登校する意味はありませんし、他の児童・生徒にも迷惑な話です。

感染症に対する意識も変わりましたし、もちろん、皆勤したからといって「価値のある一年間を過ごせた」となるわけでもありません。

■1年間に3日「学校を休んでもいい日」

これも親の意識次第でしょうが、「学校を休んでもいい日」の意味はいったい何でしょうか。

「休まなければならない事情」があるなら、何日間であろうと「親の責任」で休むことになりますし、休む必要がないなら「3日間」などと縛る必要もありません。

結局、「学校を休んでもいい日」のような、「あなた任せ、責任転嫁の休み」を求める子育てをしてはいけないということですね。

■旅行を理由に学校休む…賛成が65%

旅行で休もうと、たとえば「塾」や「習い事」で休もうと、最後は親がその子育てに責任を持つしかありません。

子どもに何か「良くない兆し」がみえたら、親の責任で軌道修正するしかないわけですね。

みなさんのご感想をお聞かせください。