木曜日になりました。

みなさんのゴールデンウィークはいかがだったでしょうか。

楽しいものでしたか。
落ち着いたものでしたか。
有意義なものでしたか。

『灘校文化祭』の報告や感想をお話しいただいた親子さんも何組かいらっしゃいましたが、やはり、大々盛況だったようですね。

今年は、4年ぶりに行動制限のない中での文化祭でしたから、大盛況になるのも当然だと思いますが、グッズ販売も含めて、少々熱くなりすぎているのかもしれません。

生徒会が主催しているとはいえ、物品販売に関しては、クレジットカードによる「事前申し込みや事前決済」を取り入れるなど、学校側が積極的に乗り出すべきときかもしれません。

新型コロナに関しては、この5月8日(月)に「5類移行」となりました。

これからどう推移していくのか不透明な部分もさらに大きくなりそうですが、私の周りでは、この一週間ほどの間に4人陽性者が出ました。

「コロナが明けた~!」などという発言は、やはり早過ぎるような気がします。

また、ゴールデンウィーク終了後の、5月14日(日)に公開テストが実施される進学塾も多いと思いますが、その結果をどう受け止めるのか、親としては「腕のみせどころ」ですね。

もちろん、良い成績だったら喜ばしいことですが、うまくいかない場合も考えられますよね。

そんなときこそ、「まず、親の生活を見直す」チャンスです。

親が正しい休暇の過ごし方を示しているのか。
子どもの足を引っぱっていないか。
子どもがリズムを崩す原因を作っていないか。

など、いろいろ考えてみる良い機会ということですね。

さて、かなり古いものですが、私にとってかなりショッキングな記事(『現代ビジネス』)を偶然見つけました。

『ダマされるな! 飲んでも効かない「サプリ」一覧 えっ、あれも…?
巨大な健康食品市場の深い闇
https://gendai.media/articles/-/51559?imp=0
 これだけ新聞やテレビで大々的に宣伝しているんだから効くのだろう。医学的根拠もあるに違いない。そう信じて飲み続けてきたのに……。メーカーが決して言わない、サプリの「不都合な真実」。
■膝の痛みに効く?
 階段の昇り降りの際、膝がズキッと痛む。そんな変形性膝関節症を抱える中高年を対象に、「関節痛を和らげる」「擦り減った軟骨が再生する」と喧伝され、現在最も売れているサプリがグルコサミンとコンドロイチンだ(両方が配合された商品も多い)。
 だが、武蔵国分寺公園クリニックの名郷直樹院長は「飲んでもほとんど効果はない」と語る。
「グルコサミン、コンドロイチンが軟骨の成分であるのは事実ですが、サプリメントとして経口摂取しても軟骨は再生しません。
 グルコサミンやコンドロイチンは、糖やアミノ酸からできており、体内に入ると分解される。それが、再びグルコサミンやコンドロイチンに再合成され、膝の軟骨になるとは考えづらい。
 髪の毛の成分を飲んだからといって髪は生えないのと同じで、軟骨の成分を飲んだからといって、軟骨は再生されないのです」
 その上、膝などの軟骨部分には血管が少なく、摂取したものが届くのかも不明だ。
 '10年9月には英国医師会誌『BMJ』に「グルコサミン、コンドロイチンが関節や股関節の痛みに効くという明確な結果は得られなかった」という研究報告が掲載された。
 また世界的権威のある医学総合誌『ニューイングランド・ジャーナル』('06年)でも「1583人を4グループに分け、コンドロイチン単体、グルコサミン単体、その両方、偽薬単体を6ヵ月間投与したが、はっきりとした差は出なかった」との報告が発表されている。
「本当にその症状に効くというデータが実証されれば、医薬品として承認されるはず。しかし、グルコサミンやコンドロイチンのサプリに、今のところそんな気配はまったくありません」(名郷氏)
 サプリの広告やパッケージに謳われている効果は、医学的に実証されたものではない。にもかかわらず、あたかも効果があるように宣伝するのは「誇大広告」と言われても仕方がない。
(以下省略)』

いかがでしょうか。

この後かなり長い記事ですので、興味のある方は、ぜひ引用元を訪れて全文を読んでみてください。

この記事中には、「飲んでも効かないサプリ一覧」として、

グルコサミン、コンドロイチン、マルチビタミン、ミネラル、鉄、プラセンタ、ウコン、クロレラ、コラーゲン、ローヤルゼリー、ブルーベリー、DHA・EPA、マカ、アガリクス、ポリフェノール、イチョウ葉エキス、黒酢

などが挙げられていて、「メッタ斬り」状態です。

テレビの通販のCMでも、たびたび目にするものばかりですよね。

私自身、

「ウコンやポリフェノールは、呑兵衛の強い強い味方だ!」

と信じてきたので、赤ワイン(安物のテーブルワインばかりですが)を好んで呑んでいますし、目がひどく悪いので、某社の「ブルーベリー」を長年服用しています。

それが、「飲んでも効かない」とあっさり斬り捨てられたわけです。

以前のメルマガで、

「インターネット上のCMは、中身もろくろくみないですぐに閉じるボタンを探すので、まったく印象に残らない。あの種のCMを目にして実際に購入に至る人は、いったいどれほどいるのだろうか。ネット上の広告は闇を抱えているのではないか」

と書いたことがありますが、このサプリメントの業界も、騙されているとまでは決め付けられないものの、「大きな闇」を抱えているのかもしれません。

私も、これからサプリどう付き合うべきか真剣に悩んでいます。

最後に。

前回のメルマガで紹介した

『名探偵コナンの10才までに覚えたい難しいことば1000』(青山剛昌原作 戸谷述夫監修 小学館)

について、ほんの少しですが内容を分析してみました。

まず、この本に収録されている1000語のうち、あいうえお順の索引からいくつか紹介します。

<語>
生憎(あいにく)
喘ぐ(あえぐ)
煽る(あおる)
崇める(あがめる)
あからさま(あからさま)
飽き足りない(あきたりない)
明け暮れる(あけくれる)
浅はか(あさはか)
浅ましい(あさましい)
足並み(あしなみ)

<慣用表現>
揚げ足を取る(あげあしをとる)
挙句の果て(あげくのはて)
あごで使う(あごでつかう)
足元を見る(あしもとをみる)
足を引っ張る(あしをひっぱる)
頭が上がらない(あたまがあがらない)
頭が下がる(あたまがさがる)
あっけに取られる(あっけにとられる)
後の祭り(あとのまつり)
油を売る(あぶらをうる)

<四字熟語>
意気投合(いきとうごう)
一期一会(いちごいちえ)
一日千秋(いちじつせんしゅう)
一念発起(いちねんほっき)
一触即発(いっしょくそくはつ)

<外来語>
アクティブ
インテリ
インパクト
エピソード
オプション

敢えて「漢字表記」にかえたものもありますが、いかがでしょうか。

大人として、「意味は分かっていても、子どもにうまく説明できない語句」が多いのではないでしょうか。

この本は、子どもに読ませるためだけでなく、親子で一緒に活用するのがおススメですね。

どんなに素晴らしい本でも、使い方次第で「良書」にも「凡書(?)」にもなってしまいます。

ぜひ、親子で楽しんでくださいね。

また、前回のメルマガに書いた通り、私が灘中の過去問から抽出した「語彙力養成サブノート(平成3年版)」の語句と照合してみました。

以下の25の語句が一致しました。

タイトル
一石二鳥
一日千秋
華やか
過程
傾向
至る
耳を傾ける
自給自足
弱肉強食
主題
取りつく島がない
石の上にも三年
石橋を叩いて渡る
大器晩成
題目
通常
白羽の矢を立てる
白々しい
反応
反復
分担
柳の下にいつも泥鰌はいない
立つ鳥跡を濁さず
凌ぐ

また、

馴染み(灘中の過去問)
馴染む(コナンの1000語)

も一致したといえるかもしれません。

これらも、「意味は分かっていても、子どもにうまく説明できない語句」が多いのではないでしょうか。

毎度同じになりますが、例文を作るなど、これらの語句に親しんでくださいね。