5月最後の木曜日になりました。

これからますます暑くなる中、「マスクの着用」に関して政府から指針が出ました(次の記事は『読売新聞オンライン』)。

『屋内でも「2m以上の距離・ほとんど会話なし」ならマスク不要…政府見解発表
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220520-OYT1T50210/
 後藤厚生労働相は20日、新型コロナウイルス対策としてのマスク着用に関する政府見解を発表した。屋内でも、人との距離が約2メートル以上確保でき、ほとんど会話しない場合はマスク着用は必要ないとした。屋外では、会話がなければ近距離でも着用不要とした。
 着用の基準は、主に屋内か屋外かの違いと、人と「2メートル以上」を目安に距離を確保できるかどうかによって分類した。
 屋内については、通勤電車内など、人と距離を確保できない場合は会話の有無にかかわらず「着用を推奨」とした。距離を確保できる場合は、ほとんど会話しなければ着用は不要、会話するとしても十分な換気などの感染防止対策が取られていれば「外すことも可」とした。
■厚生労働省
 屋外については、幅広く「着用不要」のケースを認めた。会話を行い、人と距離を確保できない場合には「着用を推奨」としたが、それ以外は「必要ない」としている。具体的には、ほとんど会話しなければ距離にかかわらず着用不要、会話する場合でも、距離を確保すれば着用の必要はない。後藤氏は「徒歩での通勤など、人とすれ違っても会話をほとんど行わない場合、マスクを着用する必要はない」と述べた。
 ほかの具体例として後藤氏は、「ランニングなど人と離れて行う運動」や「鬼ごっこなど密にならない遊び」は、屋外で人との距離が十分に確保できるケースに当たるとして、着用不要との見解を強調した。
 また、夏場は熱中症の危険性があるため、屋外で「着用不要」に当たるケースでは、むしろマスクを外すことを推奨する。
 変異株「オミクロン株」の拡大を受けて今年2月からマスク着用を推奨していた2歳以上の未就学児については、「一律には求めない」とする従来の方針に戻すことも発表した。後藤氏は「表情が見えにくくなることによる子どもに対する影響を懸念する声がある」と理由を説明した。
 政府見解は、新型コロナに関する厚労省助言機関が19日に提言した内容を踏まえ、決定した。』

2年以上にわたって真面目にマスクを着けてきた日本でいよいよマスクを外すとなると、かなり勇気が要ることかもしれません。

私も、「まだしばらくは外せないかなあ」と感じています。

今回も、メルマガにいただいたお返事を紹介させていただきます。

『東洋経済オンラインの「教育あるある川柳キャンペーン」のサイトをのぞいてみました。面白そうですね。応募してみようかなあと思いました。』

ありがとうございます。

過去の投稿作品例として、

金賞 「画面越し 初めて知った 友の顔」
銀賞 「我が校の ダウンロードは おっせぇわ!」
銅賞 「オンライン 生徒と先生 入れ替えだ」

などが挙げられていますが、どれもオンライン授業関連ですね。

応募の締め切り(6月30日)までにはかなり時間がありますので、親子で応募はいかがでしょうか。

『レジ袋有料化がいまさら義務ではなかったといわれても納得できません。環境のためにレジ袋を有料化したのに、私たちは何のためにお金を払ってきたのでしょうか。お店には、今までにはなかったお金が入っていますよね?』

私も、レジ袋有料化が始まったときからずっと、お店に入ったレジ袋代金がどう扱われているのか疑問に感じています。

紙袋さえ有料となると、怪しさ倍増です。

本当に環境保護のためなら、

「レジ袋が必要な方からは、どのお店でも一律10円お預かりします。そのお金は、経費を除いて全額環境保護の研究に使われます」

などの施策が理にかなっているのではないでしょうか。

『日本のマスコミはそんなに不自由な状態なのでしょうか。世界で71位なんて、ちょっと信じられません。どうなっているのでしょうか。テレビや新聞を信じてはいけないのでしょうか。』

残念ながら、テレビでも新聞・雑誌でも、偏った(誰かの思惑が加わった)情報が溢れています。

公共放送を標榜するNHKでさえ、偏った(特に政権に忖度する)報道が多いように思います。

また、何度も繰り返してきましたが、在阪テレビ局の夕方のニュースなどもその典型例です。

BPO(放送倫理・番組向上機構)がとっくに乗り出していておかしくないほど悲惨な状況だと思います。

在阪メディアの全職員のみなさん、この状況で本当にいいのですか。

『今朝、近くの駅付近でベビーカーを押しながらスマホをしている母親がいました。また、出勤途中の人たちも「ながらスマホ」でした。「皆さん、人の命を軽んじすぎていませんか?」と叫びたいのを我慢しながらじっと見つめておきました。こんな世の中に日々憤りを感じています。』

朝の混雑した駅構内でも、歩きスマホの人はたくさんいます。

彼ら・彼女らの頭の中は、いったいどうなっているのでしょうか。

あの人たちの中には、自分の子どもや部下に対して、

「ゲームばかりしていちゃダメだ!」
「自分でしっかり考えて行動しろ!」

などと注意やら叱咤やらする立場の人もいるのでしょうが、「自分に甘い人間」は本当に困りものですね。

『自殺者が絶えない日々ですね。今日も幼馴染みと、思い悩む人へ批判するのではなく、手を差し伸べることが大事だという話をしました。批判は簡単です。横柄横着な人間へ批判するのと、思い悩む人への批判は違うと思います。楽な方を選び続けた人間が造り上げてきた恐ろしい世の中ですね。』

同感です。

世の中の批判すべきもの・ことを正しく批判できる能力は、ひとりでに培われるものではないのかもしれません。

子どもたちは、「前に進むための正しい批判能力」を身につける必要がありますが、それを教えるのは簡単ではありません。

教える側の人間に、「まず自分を厳しく律する姿勢」が必要です。

上でも書きましたが、「自分に甘い人間」にできることではありませんね。

『連休から読み始めた「The Culture Map」というErin Meyer 著の本に高文脈文化対低文脈文化が書かれていて、言語や文化を知れば知るほど人間の考え方や生き方に影響を与え、異文化交流の難しさを痛感しています。日本国内でも県民性があるわけで、そして、その土地の文化に影響を受けながら各家庭で育っていくわけです。万国共通の常識があっても人間というものは浅はかで頑固で自分を変えようとしないものですね…』

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E3%83%BB%E4%BD%8E%E6%96%87%E8%84%88%E6%96%87%E5%8C%96#:~:text=%E9%AB%98%E6%96%87%E8%84%88%E6%96%87%E5%8C%96%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81%E3%82%88%E3%82%8A,%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%80%81%E5%8F%97%E3%81%91%E6%89%8B%E3%81%AF%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%80%82

「高文脈文化では、より抽象的な表現での会話が可能であるが受け手の誤解などによる情報伝達の齟齬も生じうる。一方、低文脈文化では具象的な表現を行い、会話の文中に全ての情報が入っているため、行間を読む必要もなく、受け手は理解できる。」

とあります。

また、『脱中級! 英語学習』というページでは、
http://english.ayanpa.com/context-cultures/

「高文脈文化 →状況やことば以外のものが意味を伝達することを前提としていて、自分の意図を文脈で伝達できることを期待している。要するに、「言わなくてもわかるよね?」の文化。
 低文脈文化 →伝達される情報がことばによるメッセージの中に与えられる。状況や文脈は情報を伝えないと考えられている。要するに、「言わなきゃわからないでしょ」の文化。」

と説明されていました。

日本流の「空気を読む」というやり方は、使い方次第で毒にも薬にもなりそうですね。

『「読書」と「対話」で我が子の語彙力を磨く」という考えには賛成です。』

私も賛成です。

■「読書」 実力より「格上」の本を読む

→私も常々、「読める字」を増やすことを推奨しています。いろいろな興味が広がっても、「読めない字がたくさんある」本を手に取るのは難しいでしょう。ルビの振ってある子ども向けの「格上本」が増えるといいですね。

■「対話」 難しめの言葉で子どもと話す

→子ども相手に話すときに、「子ども子ども」した言葉遣いをしているお父さん、お母さんを見かけることがありますが、「いつもいつもあんな話し方では、子どもの成長を阻害してしまうのではないだろうか」と危惧します。

■「読書」と「対話」で我が子の語彙力を磨く

→親子で同じ本を読み、その内容について話すのもおススメです。読書と会話(対話)の一石二鳥ですね。

■「語句と出合える本」や「教材」で楽しむ

→子どもの参考書や問題集に一緒に取り組むのもいいですね。親が難問に取り組んでウンウン唸っている姿は、子どもにとっては新鮮で微笑ましいものでしょうし、「共有感」も生まれるのはないでしょうか。

■辞書は机の上にスタンバイを

→辞書や事典が、リビングなど、すぐに手の届くところにあるのもいいですね。気になることかあれば、子どもに調べさせるだけでなく、親自らが調べようとするわけですね。

■低学年におすすめ 言葉を学ぶ本
①「言葉図鑑」全10巻(監修・制作:五味太郎、偕成社)
②「写真で読み解く ことわざ大辞典」(監修:倉島節尚、あかね書房)
③「名探偵コナンの10才までに覚えたい難しいことば1000」(原作:青山剛昌、監修:戸谷述夫、小学館)
④「新修国語辞典」(ベネッセ)

→家族で図書館や書店に出かけていって本を探すのも楽しい時間ですね。ぜひ、家族の定番のイベントにしてください。