今日は5月31日、『JXTG童話賞』応募の締切日です。
私も、締め切りギリギリの29日に何とか今年も応募することができましたが、みなさんはいかがでしょうか。
たとえ選外の可能性が高くても(当たり前ですが)、8月末までは楽しみに待てますので、こういうものに応募したことがない方々には、ぜひいろいろチャレンジしていただきたいと思います。
ネットで検索してみると、
『登竜門』
https://compe.japandesign.ne.jp/category/literature/
『公募ガイド』
http://douwa.jpn.org/douwa/
『公募ガイド ONLINE』
https://www.koubo.co.jp/
など、こういったコンテスト・公募の情報が思いの外たくさん見つかります。
子どもに、
「感想文を書きなさい。作文を書きなさい」
という機会がある以上、お父さん、お母さんにもチャレンジしてほしいものです。
さて、最近このメルマガの読者になっていただいた方から、
「メルマガのタイトルは、どんな由来があるのですか?」
というご質問いただきました。
うっかりしていましたが、名前の由来についてご紹介しようと今回のメルマガの下書きを始めたときに、この『灘グン・メルマガ』も、この5月で5年目に入ったことを思い出しました。
正確には、2014年5月1日(木)に勝手に創刊して勝手に配信を始めたものでした。
最初からお読みいただいている方は、長きにわたってお読みいただき、本当にありがとうございます。
名前の由来などすでにご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、しばしお付きあいください。
では、名前の由来ですが、もともと私は、『ハートスクエア幼児教室』の前身『能力開発センター』の頃からジーニアスの授業をさせていただいてきましたが、それと同時に、テスト会や春・夏・冬の講習会で、幼児教室の保護者の方々対象の勉強会「母親教室」も担当させていただいていました。
「勉強会」という名前に値するかどうかは心許ないのですが、わくわくルームでお待ちいただいている保護者の方々と、
①自分の子育てで経験したこと(家庭学習、習い事、小学校受験、中学受験、大学受験など)
②面接指導・願書指導
③進学塾・予備校や難関小学校・中学校の情報
④教育に関連する時事問題
などを取り上げてお話しさせていただきましたし、時には保護者の方々と一緒に中学入試問題にチャレンジするなど、内容は多岐にわたりました。
多岐にわたるというより「一貫性がない」という形容の方が正鵠を射ているとは思いますが、そのような時間は、私にとってもたいへん勉強になる楽しいものでした。
その勉強会の際にみなさんにお配りしていたレジュメのタイトルが、『灘中にグンと近づく講座』でした。
灘中に代表される難関中学を目指している方々が多いことから、少々イチビッテこんな大それた名前をつけさせてもらいましたが、私自身の多くの経験から、それなりに有意義な時間を過ごしていただけたと思っています。
その勉強会をお役御免となってから配信を始めたのが、この『灘グン・メルマガ』なんです。
ですから、名前の由来というほど大袈裟なものはなく、ただ『灘中にグンと近づく講座』を短くして『灘グン』としただけの、誠に能のないものでした。
毎週配信は思った以上にたいへんですが、毎回感想を送っていただける方もいらっしゃいますので、できる限り続けていきたいと思っております。
またまた前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
お子さんの読書習慣に関しても、しばしばご質問をいただくのですが、次の記事を読んでみてください。
『読解力低下に改善策あり 子供の「読書嫌い」は親のせい?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/228969
子どもの読解力が低下しているという。書店にはそんな警鐘を鳴らす本がズラリと並ぶため、「何とか本を読ませよう」と思う親は少なくないだろう。
だが、口酸っぱく「本を読みなさい」とたしなめても、面白そうな本を与えても、子どもは一向に本を読まなくて……。読書癖がつかないことを悩む親も多いという。なぜ子どもは本を読まなくなったのか。教育ジャーナリストの、おおたとしまさ氏は「子どもの読書経験は親の態度による」としてこう言う。
「親が本を読まずにスマホばかりいじっていれば、子どもがそうなるのは当たり前。本を読んでほしいと思うなら、親が本を読むのが前提です。それが毎日の習慣のようになれば、子どもはおのずと本を手に取るようになると思います」
親が本を読まないのに、子どもが本を読むはずがない。子どもの読書嫌いは親のせいというわけだが、ほかにも読書嫌いを改善するポイントがあるという。
「家庭の雰囲気として、読書をゆっくり楽しむ環境があるかどうか。それが大きい。食後にお茶を飲みながら毎日1時間、親が読書を楽しむようなら、子どもが読書好きになる可能性は多少は高まるはずです」
(後略)』
いかがでしょうか。
どんな場合でも、
「親がしないこと、親ができないことを子どもに促す」
のは至難の業です。
というより、以前のメルマガ『親のすること、親にできること』(2017年8月3日号)にも同じようなことを書きましたが、親がしない努力を子どもに強いるのは、少々「虫が良すぎる」ことでもありますよね。
また、記事の中に、
「食後にお茶を飲みながら毎日1時間、親が読書を楽しむようなら、子どもが読書好きになる可能性は多少は高まるはずです」
とある通り、親としての上記努力の効果・進歩は微々たるものでしょう。
そんなときに、
「要領よくやって、さっさと実りを手にしよう」
などと考えたら、子どもは、「実りを手に入れる努力」より「要領よくやろう」の方に傾いていくのが関の山です。
読書に限らず、子育てのどの面においても、すぐに果実が手に入る努力などありません。
少ないながらも着実な進歩を信じて、まず親が、真面目な一歩を踏み出しましょう。