記念すべき第一回のテーマですが、「DNAについて」です。
私はもちろんDNAの専門家ではありませんが、この仕事に就いて以来35年以上の経験則から、DNAの影響力は決して大きくないと実感しています。
例えばわが家のこと。
私:公立の小中高から、一浪して東京の私立大学の文学部
妻:公立の小中高から、専門学校
という親で、少なくとも理系のDNAは持ち合わせてないでしょう。
ところが、子どもは二人とも理系で、
私立小学校→私立中高一貫校→地元国立大学医学部
という状況です。
それでは、わが家の結果につながった最大の要因は何か?
2つあると思います。
1つは、私がこのような仕事をしていること、つまり、オヤジが仕事をしている姿が、子ども心には、真面目に勉強しているように見えたこと。
2つ目は、私が零細自営業でいろいろな面で余裕がなく、家族仲良くあちこちお出かけなんて機会が非常に少なく、自然と子どもは家にいて勉強するくらいしかなかったこと。
結局、環境が子どもを作ったのは間違いなさそうです。
さらに誤解を恐れずに言えば、家庭の幸福は、所詮どの家庭にも100しかなく、それをわが家は、すべて子どもの教育に当てただけですね。
みなさんは、家庭の100の幸せを、どんな優先順位で振り分けますか?
ということで、子どもの伸びは環境要因が非常に大きいと思います。
親自らが勉強を大切にする背中を、ぜひお子さんに見せてあげてくださいね。