前回の習い事の補足になりますが、サッカーや野球など、団体競技について。


個人個人で対処する習い事とは違って、社会性や協調性を身につける良いチャンスであることは間違いないと思います。


ただし、スポーツを通して身につく協調性などは、上下関係による絶対的な主従関係に陥る危険性があるように思います。


自分で判断することなく、基本的に「はい!」と返事をして従う。


これを協調性だと勘違いされても困ります。


指導者の資質や力量にも大きく左右されますので、団体競技の場合、指導者の人となりをきちんと判断してください。


自分で状況を判断した上での社会性や協調性が理想です。


そのためには、団体競技を経験するだけでなく、常に自分の頭で考えるように声かけしてあげることが必要だと思います。


次に、問題集の活用法について。


みなさんは、例えば『トップクラス問題集』を、どのように使っていらっしゃいますか?


低学年のうちは、直接書き込む方が使いやすいと思いますが、直接書き込んでしまうと、解けても解けなくても、子どもは「終わった」感を持ってしまいます。


問題集活用の真骨頂の、二回目以降の解き直しがやりづらくなります。


できるだけノートで解いて、問題集には、解けたか解けなかったかのチェックだけにしたいものです。


まだそれが難しいようでしたら、コピーを取って書き込むのも一つの方法です。


問題を解くという作業は、一回目は、どれが解けてどれが解けないかの確認という意味合いがあります。


解けない問題を洗い出してやっと、「自分の実力にぴったりの問題集」ができあがります。


そして、二回目で、「自分専用問題集」にチャレンジしてこそ効果が出ます。


そういった意味合いを、少しでも早く親子で理解したいですね。


自分で全部できるようになるまで解き直してやっと一冊修了でしょう。


本当の意味での修了を迎えたら、達成感も一入だと思います。


こうなれば、新しい問題集に移っても大丈夫でしょう。