たぶん太陽光パネルは中国で作れなくなる | マルハビ日記

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マルチハビテーション・田舎暮らしなど移動しながら仕事をする会社員のお話。
都会暮らしを残しつつ、田舎にも生活の拠点を持つ‥‥。理想的な生活だと思います。
そんな双方生活の面白い??話 移動しているといろいろ考えてしまいます(笑)

三重の自宅の朝です。今週は東京へ一時行って、沖縄出張で終了というスケジュールである。不要不急でなくエネルギー自給のために必要な活動でもある。この武漢肺炎で中国が勢いつくと南シナ海のシーレーンが守られなくなり、日本のエネルギーは非常に大変なことになるので国防の問題でもある。国を守る人でもある。

 

2日間ブログ更新出来なかったのは、土日の朝一から周辺草刈りを実施したいたのである。朝6時から10時まで、それで少し昼寝をして、夕方に再度実施をするといった健康な生活である。非常に周辺が綺麗になってきているのですが、綺麗になるとこの頃は訪問者も多く・・・困ったものである。これも武漢肺炎の騒動であり、観光にいけない人のアウトドアリビング状態に週末なってしまうので、なんとかしないといけないと思いながら・・・しかしトイレも何もないところによく来るなと思いながら。

 

自宅周辺の防犯対策も強化している。微妙な観光地であるのだが、たぶんこの観光は8月期間限定の観光であるので少し我慢ではある。しかし反対の意見を言っているのだが、ちゃんと草を刈って車止めやすくしているのである(( ´艸`)

 

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話は変わるのだが、TSMCという会社を知っている人は非常に半導体をやっている人でもまれな存在である。台湾・セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニーでTSMCである。半導体のファンウンドリで世界最大である。半導体の世界は小生がやっていたころから製造を中心とする会社とファブレスで設計する会社に大きく別れていったのである。これは半導体の製造装置のコストが非常に高くなり、1社ではその機械の維持管理をするのが非常に大変なので、そのようになっている。

 

TSMCの顧客は、クアルコムやアップルそしてファウエイであったりするのだが、今回TSMCは、ファウエイに対しての5Gチップの製造を止める決断をしている。これが米中の争いが理由であるのは誰が見ても解るのだが、企業としては利益優先なので、顧客からの仕事はなにも断る必要はないのだが、何も政治介入してTSMCにファウエイの5Gチップ供給を止めさせた訳ではない。

 

止めさせた方法の一つは、ESG投資である。環境、社会、ガバナンスの観点から投資をしないというのをメインバンクや色々な投資家が言ったのがまず1つである。これはファウエイのカメラなどの商品を使ってウイグルの強制収容所の監視システム構築をしていることである。商品を使われるだけでなく、自ら監視システム構築構築を行っていることで、人民弾圧企業と欧米の投資家が決めていることでファウエイに商品を売ることは世界秩序に反するとしたことである。

 

もう一つは、実際TSMCの出来上がる工程にもよるのだが、彼らのノウハウというか半導体製造能力の頭脳的な製造などの特許はテキサス・インスツルメンツ(TI)のものであり、特許料などや特許使用などをやられれば一たまりもないのである。日本企業の半導体が弱くなったのもこのTIとのICの特許問題であることを知っている人は少ない。

 

従ってファンダリの根っこ部分を米国は握っていて、いつでも調整出来るので政治的圧力をかけなくてもOKなのである。こんな感じでESGと特許でファウエイが必要としている5Gの頭脳部分のチップが作れなくなるのである。ファウエイは自分たちでファンダリをやると宣言しているのだが、これ半導体でいう微細加工技術であるのでなかなかこのレベルに達するのは難しいし、製造装置の多くは日本製であったりするのでなかなか難しいのである。

 

まあ抜け道としてドイツから買うという道はありますが(( ´艸`)。微細加工するのでレンズが重要で出来るのは、ドイツのカーツ・ツアイス(ASMLに供給:ASMLはオランダの会社ね)、ニコン、キャノンでほぼ市場を独占している。実際ファウエイは、作ろうと思っても作れないのである。その他の製造装置も東京エレクトロン、アプライドマテリアルズなどである。

 

若干面白い話では、東京エレクトロンとアプライドマテリアルズは一度経営統合しようとしたのだが、米国司法局に認められないと言われて撤退となっている。アプライドマテリアルズの装置に関しては、太陽光パネルの製造装置でもあるので、もう少しすると中国企業に売らないとのお話にもなり、お安い中国製太陽光パネルの開発は出来なくなることを理解している人は非常に少ない。これ解っている人が少ないので悲しいのだが・・・

 

このようにESG投資と特許で中国企業を徐々に弱体化させていくのだが、今度ファウエイの息の根を止めるのは、セラミックコンデンサーである。これ日本の企業が得意で、企業名でいうとムラタ製作所である。ファウエイのセラミックコンデンサーも彼らの物でもある。彼らもレアメタルの供給を中国から受けることを前提にビジネスを作っていたのだが、それにもアメリカは色々な作戦を展開している。一つは特許であり、アップルやクアルコムとの特許紛争は昨年劇的に和解して、アップルはインテルと手を組んで5Gのチップや基盤をやっていくことになったのである。

 

ムラタ製作所はその間で現在流れているのだが、この切り替えがうまくいけば、ファウエイに売らずにアップルに売ればいいので、彼らとしても増産工場の準備が必要になる。それが越前市あたりに計画されているものになる。ただ先行きは不透明であり、どうなるかが非常に不安となる。実際小生が関わっている街づくりにも大きく影響する内容でもある。と思いながら先週の打ち合わせをしていたのだが、ここらへんの情報交換はぜす。たぶん米国はつぎにムラタ製作所にファウエイとの取引を止めろと特許とESG投資を使いながら調整に入るだろうなと思いながら・・・・

 

早く、小生はアプライドマテリアルズが中国企業に装置を売れないようにトランプがしてくれることを期待するのだが、これ一番解っていない人たちが周辺にいるので面白いのだが・・・