【登場人物】
- ケンタ:カード派のつもりが、なぜか小銭だけ増え続ける男
- ミホ:友人。数字と現実に強いタイプ
- コンビニ店員:事務的に正しい人
【場面:コンビニのレジ前】
店員
「お会計、302円 です。」
ケンタ(財布を開けて固まる)
「……(じゃらっ)」
財布の中:100円玉 ×2 10円玉 ×7 5円玉 ×6 1円玉 ×めちゃくちゃ
ケンタ(心の声)
(ある。絶対ある。302円、どころか 3,000円ぶんくらいの小銭 がある。)
ミホ(後ろから様子を見て)
「ほら、ちゃんと小銭で出せば?」
ケンタ
「いや、出せるんだけどさ……これを 今ここで計算して出す勇気がない。」
ミホ
「メンタルの問題か。」
【ケンタ、結局こうなる】
ケンタ(観念して)
「じゃあ、Suicaで。」
店員
「かしこまりました〜。」
―― ピッ。
財布の中の小銭たち(じゃら……じゃら……)
「(今日も出番なし……)」
【カフェに移動】
ミホ
「で、小銭使わないから増えるんでしょ。」
ケンタ(財布を振る)
「気づいたら “硬貨専用マラカス” みたいになってる。」
ミホ
「いっそ楽器として売れ。」
【ケンタの謎理論】
ケンタ
「ていうかさ、小銭って増えるよね?」
ミホ
「増えません。」
ケンタ
「いや増えるって。だってさ、 “端数をカードで払う勇気がない→とりあえずお札出す→小銭が返ってくる” このループでしょ?」
ミホ
「それは “増えてる” じゃなくて “貯めてる”。」
ケンタ
「意思はないんだよ。自然発生なんだよ。」
ミホ
「妖精でも住んでんのか財布に。」
【そしてまたコンビニ】
店員
「お会計、198円 です。」
ケンタ(小声)
「……これは……小銭チャンス……」
財布の中:100円玉×たくさん 10円玉×たくさん 1円玉×ものすごく
ケンタ(心の声)
(100円×1、50円×1、10円×4、1円×8……いや50円玉ないし……
10円玉9枚と1円玉8枚で……いや多い……
計算してる間に 列が伸びてく……!!!)
後ろに並ぶお客さん(イライラ)
ケンタ(即決)
「すみません、またSuicaで。」
ミホ
「小銭チャンス、秒で捨てた。」
【ラスト:ケンタの開き直り】
夜、自宅。
ケンタ、小銭を全部テーブルにぶちまける。
ケンタ
「……合計 4,862円 だってさ。」
ミホ
「けっこうあるじゃん!!」
ケンタ(悟り顔)
「わかったよ。
“財布の中で増えた”んじゃなくて、“現金の形が細かくなってただけ” なんだね。」
ミホ
「最初からそうだよ。」
ケンタ(急に前向き)
「よし、明日からこれ“節約できたお金”ってことにする!」
ミホ
「それは ただの現実逃避 って言うんだよ。」
いかがでしたか?笑っていただけましたか?
小銭って、意識して増やしてるわけじゃないのに、気づくと財布の中で ジャラジャラ団体 になってますよね。出そうとすると
「計算めんどくさい」「後ろが並んでる」「なんか恥ずかしい」
が一気に襲ってきて、結局 電子マネーでピッ → さらに増えるという無限ループ…。
そんな「小銭あるある」のモヤモヤを、
ちょっとクスッと笑える形にしてみました。
よろしければ、このあと実際に財布の中もジャラッと確認してみてください(笑)
