【登場人物】


  • ユミ:まじめに悩むタイプ
  • 課長:便利ワード「気のせい」で生きてきた人
  • 同僚・アオイ:横で見てるツッコミ役





昼休み、デスク横。


ユミ「課長、ちょっといいですか……最近、仕事量が多くて……」

課長「うんうん、それ“気のせい”だよ。」


ユミ「(早い)」




ユミ「じゃあ、その……毎日22時まで残業してるのも……?」

課長「終わってみれば“あっという間”でしょ?気のせい。」


ユミ「あっという間に日付変わってます。」




ユミ「最近、部署の雰囲気もピリピリしてて……」

課長「いやいや、みんな仲いいよ?気のせい。」

アオイ「(さっきまで普通に怒鳴られてたけどね)」




ユミ「じゃあ最後に……

 “なんでも気のせいで片付けられて、ちゃんと話を聞いてもらえない気がする”のは……?」

課長「それも気のせいだね。」


ユミ「それが本命なんですけど!!」




あとで給湯室。


アオイ「どうだった?」

ユミ「私の悩み、“全部まとめて一袋の気のせい”にされた。」

アオイ「課長の便利セットね。」

ユミ「せめて“話はちゃんと聞く”くらいは、気のせいじゃなくしてほしいよ……。」



いかがでしたか?笑っていただけましたか?

「気のせい」は確かに便利ですが、連発されると悩みごとごと消されますよね。

せめて仕事の悩みくらいは、“気のせい”じゃなくて“聞く姿勢”で受け止めてもらえたら…という、ちょっとだけ切ないコントでした。