【第1章】考えすぎる人類その5

【登場人物】
・女性
・友人


女性:「返事こない…」

友人:「誰から?」

女性:「昨日LINEした人」

友人:「忙しいんじゃない?」

女性:「でも既読はついてる」

友人:「それだけ?」

女性:「それだけじゃない」

友人:「何があるの」

女性:「既読がついたの、送信から3分後」

友人:「うん」

女性:「つまりスマホを見てた」

友人:「まあ」

女性:「でも返事は来ない」

友人:「そうだな」

女性:「ということは」

友人:「ということは?」

女性:「返事を考えてる」

友人:「かもしれない」

女性:「いや」

友人:「いや?」

女性:「考えた結果、送らない選択をした可能性もある」

友人:「飛躍したな」

女性:「もしかして嫌われた?」

友人:「早い早い」

女性:「いや待って」

友人:「まだあるの?」

女性:「既読が3分後ってことは」

友人:「うん」

女性:「トイレだった可能性もある」

友人:「戻ったな」

女性:「でもトイレで読んだなら」

友人:「うん」

女性:「私のメッセージを見ながらトイレしてたってこと?」

友人:「そこ気になるの!?」

女性:「なんか複雑」

友人:「考える場所そこじゃない」

(その時)

ピコン♪


女性:「来た!」

友人:「ほら!」

女性:(確認)

「ごめん!寝てた!」


女性:「昨日の私の考察、全部消えた」

友人:「人類の妄想、だいたいそう」


教訓

既読は事実。でも解釈はだいたい想像。 😆



いかがでしたか?笑っていただけましたか?

人類は「既読」というたった2文字から、恋愛、友情、人間関係、そして宇宙の真理まで考察できます。

しかも、その考察の9割は外れます。

相手はただ寝ていただけ。

こちらは脳内でドキュメンタリー映画を3本制作済み。

考える力は素晴らしい能力ですが、ときどき人間は証拠より想像力のほうが元気です。

既読がついたら、とりあえずお茶でも飲みましょう。😆☕️


教訓

既読の向こう側で、相手はだいたい普通に生きている。 😆