【第9章】人生のオチに向かっている(気づき編)その3

【登場人物】
・女
・友人
・占い師


女:「最近考えるんだよね……」

友人:「どうした急に」

女:「人生で出会う人って、全員意味があるのかなって」

友人:「おお、急にドラマ最終回みたいなこと言い出した」

女:「優しくしてくれた人も、傷つけた人も、全部今の自分につながってる気がして」

友人:「深いなぁ」

女:「特に高校時代の先輩」

友人:「初恋系?」

女:「毎日“もっと落ち着け”って怒られてた」

友人:「青春だな」

女:「おかげで今、多少のことじゃ動じなくなった」

友人:「怒られ慣れしただけでは?」

女:「あと元カレ」

友人:「おっ」

女:「“ちゃんとしてる女性が好き”ってフラれた」

友人:「うわぁ……」

女:「その日から毎日、自炊してる」

友人:「成長したな」

女:「今では味噌汁の具も日替わり」

友人:「方向性が生活力特化」

その時、隣の席から突然声がする。

占い師:「あなた、近いうちに“運命の出会い”があります」

女:「えっ!?」

友人:「来たな」

占い師:「ただし特別鑑定コース3万円です」

女:「あ、この人は“近づいちゃダメな人”として必要な出会いだ」

友人:「人生経験値が高い」




いかがでしたか?笑っていただけましたか?

人生には、“運命の人”もいれば、“高額プランを勧めてくる人”もいます。
でもその全部が、少しずつ人を見る目を育ててくれるのかもしれません。

そして大人になると、恋愛スキルより先に、“怪しい空気を察知する能力”がレベルアップしていきます。