【第9章】人生のオチに向かっている(気づき編)その2

【登場人物】
・男
・友人
・店員


男:「うわあああ!!」

友人:「どうした!?」

男:「全部つながった!!」

友人:「え?」

男:「昨日の失敗!あの時の選択!昔フラれたこと!全部!」

友人:「急に人生を理解した人みたいになってるな」

男:「全部、今の自分につながってたんだ!!」

友人:「おお……なんか深い」

男:「高校時代の黒歴史も!」

友人:「そこも!?」

男:「財布落とした日も!」

友人:「だいぶ広げるな」

男:「あの日ラーメン食べたから、財布を落として!」

友人:「うん」

男:「財布を落としたから、歩いて帰って!」

友人:「うん」

男:「歩いた途中で、今の会社の社長と偶然会って!」

友人:「おお!」

男:「そこで就職が決まった!!」

友人:「すげぇ!!」

男:「つまり人生に無駄なことなんて――」

その時、店員が来る。

店員:「お客様、3時間前からドリンクバーだけで粘ってますので、追加注文お願いします」

男:「……全部つながった結果が今これか」

友人:「伏線回収が弱い」




いかがでしたか?笑っていただけましたか?

人はたまに、「人生の伏線回収」を感じる瞬間があります。
しかし冷静に考えると、その“奇跡の流れ”の途中に、だいたい変な行動が混ざっています。

人生とは、美しい運命と、しょうもない選択の共同制作なのかもしれません。