【第6章】お金と欲望のコント(現実編)その3


【登場人物】
・田中(本気で節約中)
・妻
・AI家計簿アプリ


田中家。

田中、真剣な顔で家計簿を見る。

田中
「よし…今月から徹底的に節約する。」


「お、珍しい。」

田中
「まず昼飯は毎日おにぎり!」


「いいね。」

田中
「コンビニ禁止!」


「すごい。」

田中
「電気もこまめに消す!」

その瞬間。

エアコンOFF。

数秒後。

田中
「暑っ!!」

翌日。

田中、スーパーで。

田中
「見切り品だけで生きる…!」

しかし。

“節約の反動”で高級アイスをカゴへ。

田中
「これは…心の栄養。」

数日後。

田中
「よし!今月かなり抑えてるぞ!」

AI家計簿アプリ起動。

AI音声
「分析結果:節約額2,300円。」

田中
「おお!」

AI音声
「なお、“頑張ったご褒美”支出は18,700円です。」

田中
「……。」


「高級アイス、毎日食べてたもんね。」

さらに通知。

【サブスク自動更新完了】

田中
「うわあああ!!」

AI音声
「“見ていない動画サービス”への課金を確認。」

田中
「なんで減ってるんだよ!!」

AI音声
「人類は、“節約した安心感”で油断します。」


「一番高いの、気の緩み説。」

田中、静かに高級アイスを開ける。



いかがでしたか?笑っていただけましたか?

人は“節約できた日”ほど、なぜか自分を甘やかし始めます。
そして最終的に、
「節約した額 < ご褒美代」
という、美しい逆転現象が完成します。

なお、サブスクはだいたい“存在を忘れた頃”に牙をむきます。