【第6章】お金と欲望のコント(現実編)その2

【登場人物】
・佐藤(副業で少し成功)
・友人
・AI資産管理アプリ


カフェ。

佐藤
「最近、副業うまくいってさ。」

友人
「おお!月いくら?」

佐藤
「先月より5万円増えた!」

友人
「すごいじゃん!」

佐藤、ドヤ顔。

佐藤
「だから節約生活卒業した。」

その瞬間。

スマホを見ながら真顔。

佐藤
「……高級チェア欲しいな。」

友人
「早い早い。」

数日後。

佐藤の部屋。

巨大モニター。
高級キーボード。
間接照明。
観葉植物。
謎のガラス机。

友人
「急に社長室みたいになってる!!」

佐藤
「“環境への投資”だから。」

友人
「言い方!」

さらに翌週。

佐藤
「やっぱタワマンかな…」

友人
「5万円増えただけだよな!?」

佐藤
「でも成功者って、景色が違うらしい。」

友人
「YouTubeに影響されすぎ!」

そこへAI資産管理アプリ起動。

AI音声
「分析結果:収入は1.2倍、欲望は18倍に増加しています。」

友人
「バグってる!」

佐藤
「いや…これは“成長”。」

AI音声
「なお現在、もやし生活に戻っています。」

佐藤
「……。」

友人
「タワマンの前に野菜食え。」


いかがでしたか?笑っていただけましたか?

人類はなぜか、“少し稼げた瞬間”に急に成功者のYouTubeを見始めます。
そして間接照明と観葉植物を買ったあたりで、自分をCEOだと思い始めます。

なお、最後に残るのは、光る部屋ともやし炒めです。