人生の真理あるある地獄その1


【登場人物】

・哲也(考えすぎる人)

・友人(だいたい答えが早い人)


(カフェ)

哲也「最近さ…人生について考えてるんだよね」

友人「また深いやつ来たね」

哲也「人生って何なんだろうって」

友人「うん」

哲也「幸せって何かとか、成功とは何かとか…」

友人「うんうん」

哲也「いろんな本読んだり、動画見たりしてるんだけど」

友人「で?」

哲也「よく分からなくなってきた」

友人「あるある」

哲也「答えってさ、もっと複雑で深いものだと思ってたんだよ」

友人「うん」

哲也「でも調べれば調べるほど、逆にシンプルなことばっかり出てくる」

友人「例えば?」

哲也「ちゃんと寝る、とか」

友人「基本」

哲也「ちゃんと食べる、とか」

友人「大事」

哲也「人に優しくするとか」

友人「王道」

哲也「いやいや、それでいいの?って思うじゃん」

友人「思うね」

哲也「もっとこう…“人生の核心!”みたいなのないのかよって」

友人「で?」

哲也「結局どの本も最後それ言うの」

友人「“ちゃんと寝ろ”って?」

哲也「だいたいそこに戻る」


哲也「つまり」

友人「うん」

哲也「“難しいことは簡単で、簡単なことが難しい”ってことか」

友人「それっぽく言ったね」


(立ち上がる)

哲也「よし、今日からちゃんと寝る」

友人「まずそこ」

(数秒後)

哲也「……でもその前に動画一本だけ見ていい?」

友人「もうダメな流れ」


(暗転)



いかがでしたか?笑って頂けましたか?

人はなぜか、「答えは複雑なはずだ」と思い込みます。

難しく考えた方が、なんとなく“ちゃんと考えている気”になるからです。


でも実際は、人生の大事なことほどシンプル。

問題は、それを「分かっているのに、やらない」こと。

深く考えれば考えるほど、答えは遠くにある気がしてしまう。

でも本当は、最初から目の前にある。


そして多くの場合、

“難しいことを知ること”よりも、

“簡単なことを続けること”の方が、ずっと難しい。