仕事あるある地獄その7

【登場人物】

社員A、社員B、上司、ナレーション


【場面】オフィス・17:59


ナレーション「ここは静かなる戦場――」


社員A(時計ガン見)


社員B(PCをゆっくり閉じる準備)


上司(まだ仕事してる風)


――18:00――


社員A(立ちたい)


社員B(でも立てない)


上司(ふと顔を上げる)


社員A・B(座る)


――18:03――


社員B(トイレ行くフリ)


社員A(続くか迷う)


上司「お、どこ行くの?」


社員B「…資料確認です」


戻る。


――18:10――


社員A(決意の深呼吸)


社員A「お先に失礼します!」


一瞬、空気が止まる。


上司「おう」


社員B(乗るしかない)


社員B「お先に失礼します!」


ナレーション「連鎖が起きた」


――その瞬間――


上司「そうだ、この件――」


社員A・B(止まる)


上司「明日でいいか」


社員A・B(歩き出す)


ナレーション「勝者、二名。」


――翌日――


上司「昨日のあのタイミング、いいね」


社員A「はい」


上司「今日もやろう」


社員B「競技化した」


ナレーション「大会は、続く。」


いかがでしたか?笑っていただけましたか?

定時退社は“制度”なのに、なぜか“勇気”が必要な競技になります。空気を読む力、上司の視線、そして一人目の突破力。すべてが揃ったとき、人は帰れます。なお、優勝賞品は――明日の仕事です。