子ども・青春あるある、地獄その9
【登場人物】
男子高校生A、男子高校生B、女子高校生、ナレーション
【場面】高校の帰り道・コンビニ前のベンチ
男子A「将来さ」
男子B「うん」
男子A「俺、なんかデカいことやりたいんだよね」
男子B「いいね」
女子高校生「急にどうしたの」
男子A「なんかこのまま普通に生きるの嫌なんだよ」
男子B「わかる」
女子高校生「青春っぽい」
男子A「世界変えるとかさ」
男子B「俺も」
女子高校生「おお」
男子B「俺は社長になる」
男子A「いいじゃん」
女子高校生「私は海外とか行きたいな」
男子A「いいね」
男子B「10年後さ」
男子A「うん」
男子B「みんなすごいことになってたら面白いよな」
3人「ははは」
ナレーション「それぞれ夢を語った夜。」
――10年後――
【場面】居酒屋
男子A「会社つらい」
男子B「会社つらい」
女子「会社つらい」
沈黙。
男子A「世界は変わらなかった」
男子B「でも」
女子「うん?」
男子B「この飲み会は楽しい」
男子A「それな」
女子「それは変わらないね」
ナレーション「夢は変わる。
でも、友達はだいたい残る。」
いかがでしたか?笑っていただけましたか?
青春の夜には、なぜか世界を変える話をしてしまうものです。そして10年後、その世界はだいたい変わっていません。ただ、当時一緒に笑っていた友達とまた笑っているなら、それはそれで結構いい人生なのかもしれません。人生、壮大な夢より「居酒屋の席」が一番続いたりします。
