子ども・青春あるある地獄その6

【登場人物】

女子高校生、友人、未来の自分(ナレーション)


【場面】高校の教室・放課後


女子高校生「ねえ聞いて」


友人「なに?」


女子高校生「私さ、中学のとき」


友人「うん」


女子高校生「自分のこと“天才タイプだから勉強しなくてもいける”って思ってた」


友人「思春期あるある」


女子高校生「しかもさ…」


友人「うん」


女子高校生「自作のポエムをクラスのグループLINEに送った」


友人「……」


女子高校生「しかも深夜」


友人「……」


女子高校生「タイトル“孤独という名の翼”」


友人「やめて」


女子高校生「今思い出すと」


机に突っ伏す。


女子高校生「うわあああああああ!!」


友人「落ち着いて」


女子高校生「なんで誰も止めてくれなかったの!」


友人「止めたら第二章送られてきそうだったから」


――時は流れ――


【場面】数年後・社会人


夜の部屋。


女性(歯磨きしている)


急に動きが止まる。


女性「……」


女性「“孤独という名の翼”…」


女性「うわあああああああ!!」


ナレーション「黒歴史は、突然思い出す。」


女性「しかも歯磨き中に!」


ナレーション「そしてだいたい」


女性「誰も覚えてないのに!」


ナレーション「本人だけ定期的にダメージを受ける。」



いかがでしたか?笑っていただけましたか?

人には誰でも「黒歴史」という名のタイムカプセルがあります。しかもこれ、夜や歯磨き中など、油断した瞬間に突然開きます。安心してください。あなたが思っているほど、周りは覚えていません。覚えているのは、だいたい本人だけです。