子ども・青春あるある地獄その5
【登場人物】
高校生A、友人、大人になったA、ナレーション
【場面】高校の教室
先生
「いいか、みんな」
生徒たち、だらっとしている。
先生
「人生で一番大事なのはな」
生徒A(小声)
「また始まった…」
先生
「“今やるべきことを、ちゃんとやること”だ」
生徒A
「はいはい、いい話いい話」
友人
「それより今日の帰りマック行く?」
生徒A
「行く行く」
先生
「将来、必ずこの言葉の意味がわかる日が来る」
生徒A
(スマホ見ながら)
「来ない来ない」
――時は流れ――
【場面】夜の部屋
大人になったA。
机の上には
・仕事の資料
・税金の封筒
・健康診断の紙
・スマホ
大人A
「……」
スマホを見る。
「期限:今日まで」
大人A
「……」
ナレーション
「人は大人になると」
大人A
(遠い目)
「先生…」
「言ってた意味…」
「めちゃくちゃわかります…」
机の上の書類を見て。
大人A
「“今やるべきこと”…
多すぎませんか…」
ナレーション
「先生の名言、理解するのに約20年。」
いかがでしたか?笑っていただけましたか?
学生の頃は先生の言葉を“いい話”ぐらいにしか思っていませんでしたが、大人になると急に名言として胸に刺さるものです。ただし問題は、その頃には「やるべきこと」が増えすぎていること。先生、もう少し早く効く名言も用意してほしかったですね。
