政治・行政(やわらか社会風刺)その2

【登場人物】

市民(主人公)/担当者/上司


【場面構成】

市役所の窓口。丁寧さだけは即レス。


市民「この申請、いつ通りますか?」


担当者「前向きに善処します」


市民「それ、通るってことですか?」


担当者「前向きに…善処です」


市民「前向きって、どのくらい前向き?」


担当者「角度で言うと…45度くらいです」


市民「角度!?」


そこへ上司登場。笑顔がプロ。


上司「ご要望、しっかり受け止めました。前向きに善処します」


市民「今、受け止めたのに前に行くんですか?」


上司「はい。受け止めた上で、前へ」


市民「で、結論は?」


担当者「結論に向けて…前向きに善処します」


市民「魔法みたいに便利だな!」


上司「ありがとうございます。魔法なので期限はありません」


市民

「そこが一番こわい!」


いかがでしたか?笑っていただけましたか?

「前向きに善処します」は、希望だけ置いていく魔法ワード。聞いた瞬間だけ安心して、帰宅後に“結論ゼロ”に気づくやつです。