政治・行政(やわらか社会風刺)その1

【登場人物】

市民(主人公)/担当者/課長


【場面構成】

市役所の窓口。丁寧さが分厚い。


市民「この手続き、いつ頃できますか?」


担当者「はい。現在、検討しております」


市民「なるほど。いつ結論が出ます?」


担当者「結論に向けて、検討を重ねております」


市民「検討って…今どの段階ですか?」


担当者「検討の前段階である“検討準備”を…」


市民「準備!?」


そこへ課長登場。笑顔が完璧。


課長「ご不便をおかけして申し訳ありません。前向きに検討します」


市民「もう一回“前向き”って言いましたね?」


課長「はい。方向性を“前向き”にそろえました」


市民「じゃあ結論は?」


課長「結論は…検討の結果、検討が必要だと判断しました」


市民

「検討が自己増殖してる!」


いかがでしたか?笑っていただけましたか?

検討は世界共通語。英語にすると“Review”でも、日本語にすると“もう一回”。どの国でも、結論より会議が長いのは同じです。