飲食業界(誰もが客として体験済み)その3

【登場人物】

お客さん/店員/シェフ


【場面構成】

料理到着。写真の記憶が、音を立てて崩れる。


お客さん「……あれ?」


店員「ご注文の“映えパスタ”です!」


お客さん「写真だと、山みたいに盛られてたんですけど…」


店員「はい、写真は“理想”です」


お客さん「実物は…“現実”ですね」


店員「現実は胃にやさしいサイズです」


お客さん「いや、胃じゃなくて心が空腹です」


そこへシェフ登場。


シェフ「写真、私が盛りました」


お客さん「じゃあ実物も!」


シェフ「実物、私の手が震えました」


お客さん「なぜ今!」


店員、静かに言う。


「写真は“恋”。実物は“結婚”です」


お客さん

「重い例えで納得させないで!」


いかがでしたか?笑っていただけましたか?

写真は“夢”、実物は“現実”。でも現実の方が、ちゃんと食べ終われる優しさがあるんですよね。