映像・イベント運営その4

【登場人物】

・現場スタッフ:笑顔が乾いている

・イベントディレクター:段取りで祈祷する人

・AIくん:タイムテーブル信者(現場で信仰が揺れる)


場面1(仕込み開始)

(朝。まだ誰もいない会場。広い。静か。)

ディレクター「よし、仕込み8時間。余裕です」

スタッフ「“余裕”って言いましたね」

AIくん「余裕=地獄フラグを検出しました」


場面2(仕込み30分後)

スタッフ「ケーブル足りません!」

ディレクター「増やします!」

AIくん「増やすと絡まります」

ディレクター「知ってる!でも増やす!」


場面3(仕込み3時間後)

ディレクター「照明の位置、ここで!」

スタッフ「え、図面だと逆です」

ディレクター「…図面が古い!」

AIくん「図面は古い。人間も古い」

スタッフ「余計なこと言うな!」


場面4(仕込み終盤)

(床にガムテ、台本、工具、ケーブルの森)

スタッフ「通路どこですか?」

ディレクター「心の中です」

AIくん「通路=消滅を確認」

スタッフ「確認するな!作れ!」


場面5(本番)

(奇跡的に全部動く)

客席「わああ!」

ディレクター「やった…!」

スタッフ「生きた…!」

AIくん「地獄の一時停止を確認」


場面6(撤収開始)

(拍手の余韻1分後)

ディレクター「撤収2時間。余裕です」

スタッフ「また“余裕”言った!」

AIくん「余裕=第二地獄フラグを検出しました」


場面7(撤収10分後)

スタッフ「これ、どの箱に戻します?」

ディレクター「全部“元の場所”へ!」

スタッフ「元の場所が分かりません!」

AIくん「元の場所:伝説」

ディレクター「伝説にするな!」


場面8(撤収1時間後)

(会場の隅に“謎のネジ”が発見される)

スタッフ「これ、どこのですか?」

ディレクター「…知らない」

AIくん「ネジは時空から来ました」

スタッフ「やめて怖い!」


場面9(オチ)

(撤収完了。全員、魂が抜ける)

ディレクター「終わった…」

スタッフ「地獄が…終わった…」

AIくん「結論:イベントとは

仕込み=地獄、撤収=地獄、本番=奇跡」

ディレクター「じゃあ次回のスケジュール、どうする?」

AIくん「提案:仕込みと撤収を中止し、本番だけ行います」

スタッフ「それができたら世界が平和だよ!!」


いかがでしたか?笑っていただけましたか?

イベント現場って、仕込みが地獄で撤収も地獄――間に挟まる本番だけが“奇跡の休憩時間”なんですよね。

終わった瞬間に現れる「謎のネジ」と「元の場所という伝説」…撤収ってだいたいRPGの裏ダンジョン。

AIくんが冷静にタイムテーブルを守ろうとするほど、現場はガムテで現実を貼り直していく。

結論:余裕って言った人が、次の地獄の受付係です。